論文の概要: Robustness of quantum correlation in quantum energy teleportation
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2402.00479v1
- Date: Thu, 1 Feb 2024 10:35:09 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-02-02 15:36:37.703208
- Title: Robustness of quantum correlation in quantum energy teleportation
- Title(参考訳): 量子エネルギーテレポーテーションにおける量子相関のロバスト性
- Authors: Kazuki Ikeda and Adam Lowe
- Abstract要約: 本稿では,量子不協和を用いた量子エネルギーテレポーテーション(QET)プロトコルにおける量子相関の進化について述べる。
局所的な観測と条件付き操作を繰り返し行うQETプロトコルでは、混合状態の統計的生成のため、量子相関は非自明になる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We present the evolution of quantum correlation in the quantum energy
teleportation (QET) protocol using quantum discord, instead of the
traditionally used entanglement entropy. In the QET protocol, where local
observations and conditional operations are repeated, quantum correlations
become nontrivial because of the statistical creation of mixed states. In this
paper, we use quantum discord as a measure of quantum correlation in mixed
states and investigate its relationship to teleported energy and phase
transitions. During the process of Alice and Bob performing QET, one would
expect that the entanglement between Alice and Bob is completely broken by
Alice's measurement of the quantum state, and thus the quantum correlation
disappears. However, contrary to this expectation, it is shown using quantum
discord that the quantum correlation does not disappear during the entire
process of QET. To demonstrate the robustness of the quantum correlation in QET
at various phase structures, we perform the numerical analysis using several
benchmark models including the Nambu-Jona-Lasino (NJL) model with both the
chiral chemical potential and the chemical potential, which are useful to study
the phase structures mimicking the chiral imbalance between left- and right-
quarks coupled to the chirality density operator. In all cases we studied, the
quantum discord behaved as an order parameter of the phase transition.
- Abstract(参考訳): 本稿では、従来のエンタングルメントエントロピーではなく、量子不協和を用いた量子エネルギーテレポーテーション(QET)プロトコルにおける量子相関の進化について述べる。
局所的な観測と条件付き操作を繰り返し行うQETプロトコルでは、混合状態の統計的生成のために量子相関は非自明になる。
本稿では,混合状態における量子相関の尺度として量子ディスコードを用い,そのテレポーティングエネルギーと相転移との関係について検討する。
QETを実行するアリスとボブの過程において、アリスとボブの間の絡み合いはアリスの量子状態の測定によって完全に崩壊し、量子相関が消えると予想される。
しかし、この予想に反して、量子不協和を用いて量子相関がQETの全過程中に消失しないことが示されている。
種々の相構造におけるQETの量子相関のロバスト性を示すために, キラル化学ポテンシャルと化学ポテンシャルの両方を持つナムブ・ジョナ・ラシーノ(NJL)モデルを含むいくつかのベンチマークモデルを用いて数値解析を行い, キラル密度演算子に結合した左クォークと右クォークのキラル不均衡を模した相構造の研究に有用である。
研究した全てのケースにおいて、量子不協和は相転移の秩序パラメータとして振る舞う。
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