論文の概要: Thermodynamic properties of an electron gas in a two-dimensional quantum
dot: an approach using density of states
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2403.04864v1
- Date: Thu, 7 Mar 2024 19:28:33 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-03-11 21:43:50.582263
- Title: Thermodynamic properties of an electron gas in a two-dimensional quantum
dot: an approach using density of states
- Title(参考訳): 二次元量子ドットにおける電子ガスの熱力学的性質:状態密度を用いたアプローチ
- Authors: Lu\'is Fernando C. Pereira, Edilberto O. Silva
- Abstract要約: ナノテクノロジー産業における量子ドットの潜在的な応用は、物理学の様々な分野において重要な研究分野となっている。
エントロピーや熱容量などの量子ドットにおける熱力学特性を,幅広い温度における磁場の関数として検討した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 2.6247471376723657
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Potential applications of quantum dots in the nanotechnology industry make
these systems an important field of study in various areas of physics. In
particular, thermodynamics has a significant role in technological innovations.
With this in mind, we studied some thermodynamic properties in quantum dots,
such as entropy and heat capacity, as a function of the magnetic field over a
wide range of temperatures. The density of states plays an important role in
our analyses. At low temperatures, the variation in the magnetic field induces
an oscillatory behavior in all thermodynamic properties. The depopulation of
subbands is the trigger for the appearance of the oscillations.
- Abstract(参考訳): ナノテクノロジー産業における量子ドットの潜在的な応用は、これらのシステムは様々な物理学の分野で重要な研究分野となっている。
特に熱力学は技術革新において重要な役割を果たしている。
このことを念頭において、幅広い温度における磁場の関数として、エントロピーや熱容量といった量子ドットの熱力学的性質を研究した。
状態密度は分析において重要な役割を果たす。
低温では、磁場の変動は全ての熱力学特性の振動挙動を誘導する。
サブバンドの人口減少は振動の出現の引き金となる。
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