論文の概要: One-sided DI-QKD secure against coherent attacks over long distances
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2403.11850v1
- Date: Mon, 18 Mar 2024 15:01:17 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-03-20 20:00:12.488044
- Title: One-sided DI-QKD secure against coherent attacks over long distances
- Title(参考訳): 長距離コヒーレント攻撃に対する片側DI-QKDの安全性
- Authors: Michele Masini, Shubhayan Sarkar,
- Abstract要約: デバイスに依存しない(DI)QKDプロトコルは、最小限のデバイス仮定をすることでこの問題を克服する。
本研究では,一方の一方のDI QKDスキームが,信頼できない側において,50.1%以上の検出効率を有するコヒーレントアタックに対して安全であることを示す。
また、信頼できない側に状態のソースを置くことで、我々のプロトコルは標準QKDプロトコルに匹敵する距離にわたって安全であることを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Quantum Key Distribution (QKD) is a technique enabling provable secure communication but faces challenges in device characterization, posing potential security risks. Device-Independent (DI) QKD protocols overcome this issue by making minimal device assumptions but are limited in distance because they require high detection efficiencies, which refer to the ability of the experimental setup to detect quantum states. It is thus desirable to find quantum key distribution protocols that are based on realistic assumptions on the devices as well as implementable over long distances. In this work, we consider a one-sided DI QKD scheme with two measurements per party and show that it is secure against coherent attacks up to detection efficiencies greater than 50.1% specifically on the untrusted side. This is almost the theoretical limit achievable for protocols with two untrusted measurements. Interestingly, we also show that, by placing the source of states close to the untrusted side, our protocol is secure over distances comparable to standard QKD protocols.
- Abstract(参考訳): 量子鍵分配(Quantum Key Distribution, QKD)は、証明可能なセキュアな通信を可能にする技術である。
デバイス独立(DI) QKDプロトコルは、最小限のデバイス仮定をすることでこの問題を克服するが、高い検出効率を必要とするため距離が限られている。
したがって、デバイス上の現実的な仮定に基づく量子鍵分布プロトコルを見つけ、長距離で実装することが望ましい。
本研究では,一方的なDI QKD方式を当事者ごとに2つの測定値で検討し,信頼できない側で50.1%以上の効率を検出するためのコヒーレントアタックに対して安全であることを示す。
これは、2つの信頼できない測度を持つプロトコルに対して達成可能な理論上の限界である。
興味深いことに、信頼できない側に状態のソースを置くことで、我々のプロトコルは標準QKDプロトコルに匹敵する距離にわたって安全であることを示す。
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