論文の概要: Determination of principal axes orientation in an ion trap using matter-wave interference
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2403.14383v1
- Date: Thu, 21 Mar 2024 13:17:03 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-03-22 14:09:01.303007
- Title: Determination of principal axes orientation in an ion trap using matter-wave interference
- Title(参考訳): 物質波干渉によるイオントラップの主軸方向の決定
- Authors: Ryoichi Saito, Takashi Mukaiyama,
- Abstract要約: トラップ周波数の制御機構について検討し,イオントラップ主軸の配向を決定する。
イオントラップのトラップ周波数を微調整するために一般的に使用される地上電極への直流電圧の適用は、トラップ主軸の回転につながる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We investigate the control mechanism of trap frequencies and determine the orientation of ion trap principal axes. The application of DC voltage to the ground electrodes, commonly employed to finely tune trap frequencies in ion traps, leads to the rotation of the trap principal axes. Analyzing the ion matter-wave interference signal enables us to determine the directions of the trap principal axes. Both the experiments and simulations reveal an avoided-crossing behavior resulting from the coupling between the trap radial axes. Additionally, simulations indicate that symmetric trap structures lack this coupling, suggesting that trap structure asymmetry causes coupling between the axes. The findings of this study offer valuable insights into ion traps for diverse applications in quantum science and technology.
- Abstract(参考訳): トラップ周波数の制御機構について検討し,イオントラップ主軸の配向を決定する。
イオントラップのトラップ周波数を微調整するために一般的に使用される地上電極への直流電圧の適用は、トラップ主軸の回転につながる。
イオン物質波干渉信号の解析により、トラップ主軸の方向を決定することができる。
実験とシミュレーションの両方で、トラップ半径軸間のカップリングに起因する回避交差挙動が明らかになった。
さらに、シミュレーションにより、対称トラップ構造はこの結合を欠いていることが示され、トラップ構造非対称性が軸間の結合を引き起こすことが示唆された。
この研究の結果は、量子科学とテクノロジーの多様な応用のためのイオントラップに関する貴重な洞察を提供する。
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