論文の概要: Atomic diffraction by nanoholes in hexagonal boron nitride
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2406.16543v1
- Date: Mon, 24 Jun 2024 11:26:16 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-06-25 15:04:12.045502
- Title: Atomic diffraction by nanoholes in hexagonal boron nitride
- Title(参考訳): 六方晶窒化ホウ素のナノホールによる原子回折
- Authors: Eivind Kristen Osestad, Ekaterina Zossimova, Michael Walter, Bodil Holst, Johannes Fiedler,
- Abstract要約: 六方晶窒化ホウ素(h-BN)の異なる孔を通るヘリウム物質波の伝播について考察する。
量子力学モデルを用いて、ホール周辺のエッジ原子の偏光性を計算する。
得られた回折パターンは、最小の穴が半径6ドル(約6,500円)の穴の形状と大きさに影響されていることが判明した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 1.0805305095063351
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Fabricating patterned nanostructures with matter waves can help to realise new nanophotonic devices. However, due to dispersion effects, designing patterns with nanoscale features is challenging. Here, we consider the propagation of a helium matter wave through different holes in hexagonal boron nitride (h-BN) as a case study for the weakest dispersion interaction and the matter wave's diffraction as it passes through the holes. We use a quantum-mechanical model to calculate the polarisability of edge atoms around the holes, where we observe polarization ripples of enhanced and reduced polarisabilities around the holes. We use these values to calculate van der Waals dispersion coefficients for the scattered helium atoms. We find that the resulting diffraction patterns are affected by the shape and size of the holes, where the smallest holes have a radius of just $6$~\AA. These results can be used to predict the resolution limits of nano-hole patterns on nanophotonic materials.
- Abstract(参考訳): パターン化されたナノ構造を物質波で形成することは、新しいナノフォトニクスデバイスの実現に役立つ。
しかし, 分散効果のため, ナノスケールの特徴を持つパターンの設計は困難である。
ここでは、六方晶窒化ホウ素(h-BN)の異なる孔を通るヘリウム物質波の伝播について、最も弱い分散相互作用のケーススタディとして考察する。
量子力学モデルを用いて、ホール周辺のエッジ原子の偏光可能性を計算する。
これらの値を用いて、散乱ヘリウム原子のファンデルワールス分散係数を計算する。
得られた回折パターンは、穴の形状と大きさに影響され、最小の穴は半径が6ドル〜\AAである。
これらの結果は、ナノフォトニック材料のナノホールパターンの分解能限界を予測するために用いられる。
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