論文の概要: Quantum Reality Erasure with Spacelike-Separated Operations
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2407.07185v1
- Date: Tue, 9 Jul 2024 18:58:48 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-07-11 18:41:00.425378
- Title: Quantum Reality Erasure with Spacelike-Separated Operations
- Title(参考訳): 空間的分離操作による量子現実の消去
- Authors: J. S. Araújo, Diego S. Starke, A. S. Coelho, J. Maziero, G. H. Aguilar, R. M. Angelo,
- Abstract要約: アインシュタイン、ポドルスキー、ローゼンは、局所的な作用が遠い場所における現実の要素に影響を与えないという仮定に基づいて、量子力学は不完全であると主張した。
アリスの局所量子演算は、ボブの因果的に非連結な実験室における可観測物の現実の消去と相関できることを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: In 1935, Einstein, Podolsky, and Rosen argued that quantum mechanics is incomplete, based on the assumption that local actions cannot influence elements of reality at a distant location (local realism). In this work, using a recently defined quantum reality quantifier, we show that Alice's local quantum operations can be correlated with the erasure of the reality of observables in Bob's causally disconnected laboratory. To this end, we implement a modified optical quantum eraser experiment, ensuring that Alice's and Bob's measurements remain causally disconnected. Using an entangled pair of photons and quantum state tomography, we experimentally verify that, even with the total absence of any form of classical communication, the choice of quantum operation applied by Alice on her photon is correlated with the erasure of a spatial element of reality of Bob's photon. In this case, it is shown that Bob's photon can entangle two extra non-interacting degrees of freedom, thus confirming that Bob's photon path is not an element of physical reality.
- Abstract(参考訳): 1935年、アインシュタイン、ポドルスキー、ローゼンは、局所的な作用が遠い場所(局所現実主義)における現実の要素に影響を与えないという仮定に基づいて、量子力学は不完全であると主張した。
この研究において、最近定義された量子現実量化器を用いて、アリスの局所的な量子演算は、ボブの因果的に非連結な実験室における観測可能物の現実の消去と相関できることを示した。
この目的のために、我々は、アリスとボブの測定が因果的に切断されていることを保証する、修正された光量子消去器実験を実装した。
絡み合った光子対と量子状態トモグラフィーを用いて、古典的なコミュニケーションのあらゆる形態が存在しないにもかかわらず、アリスが光子に適用した量子演算の選択は、ボブの光子の空間的要素の消去と相関していることを実験的に検証した。
この場合、ボブの光子は2つの余分な相互作用のない自由度を絡み合わせることができ、したがってボブの光子経路が物理的な現実の要素ではないことが確かめられる。
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