論文の概要: Quantum Clock Synchronization Network with Silicon-chip Dual-Pumped Entangled Photon Source
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2407.09932v1
- Date: Sat, 13 Jul 2024 16:04:54 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-07-16 20:08:02.926441
- Title: Quantum Clock Synchronization Network with Silicon-chip Dual-Pumped Entangled Photon Source
- Title(参考訳): シリコンチップ二重励起光子源を用いた量子クロック同期ネットワーク
- Authors: J. A. Li, H. Han, X. P. Huang, B. Y. Tang, K. Guo, J. Q. Huang, S. Y. Xiong, W. R. Yu, Z. J. Zhang, J. B. Yang, B. Liu, H. Chen, Z. K. Lu,
- Abstract要約: シリコンチップ二重励起光子源を用いた量子クロック同期(QCS)ネットワーク方式を提案する。
絡み合った光子は波長分割多重化戦略により遠隔ユーザーへ分散される。
その結果、二重励起SFWM光子源を用いたQCSネットワーク方式は精度が高く、nユーザによるチャネルリソースは約30%削減された。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.028285677877017683
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: In this paper, we propose a quantum clock synchronization (QCS) network scheme with silicon-chip dual-pumped entangled photon source. This scheme couples two pump beams into the silicon-based waveguide, where degenerate and non-degenerate spontaneous four-wave mixing (SFWM) occurs, generating entanglement between one signal channel and three idler channels. The entangled photons are distributed to remote users through the wavelength division multiplexing strategy to construct an entanglement distribution network, and the round-trip QCS is adopted to realize a QCS network that can serve multiple users. A proof-of-principle QCS network experiment is implemented among the server and multiple users (Alice, Bob, and Charlie) for 11.1 hours, where Alice and Charlie are 10 km away from the server and Bob is 25 km away from the server. The lowest time deviations (TDEV) between the server and each user (Alice, Bob, and Charlie) are 1.57 ps, 0.82 ps and 2.57 ps at the average time of 8000 s, 8000 s and 800 s respectively. The results show that the QCS network scheme with dual-pumped SFWM photon source proposed by us achieves high accuracy, and the channel resources used by n users are reduced by about 30% compared with other round-trip QCS schemes.
- Abstract(参考訳): 本稿では,シリコンチップ二重励起光子源を用いた量子クロック同期(QCS)ネットワーク方式を提案する。
この方式では、2つのポンプビームをシリコンベースの導波路に結合し、縮退および非縮退自発4波混合(SFWM)が起こり、1つの信号チャネルと3つのアイドラーチャネル間の絡み合いが生じる。
絡み合った光子は波長分割多重化戦略により遠隔ユーザへ分散し、絡み合った分布ネットワークを構築するとともに、複数のユーザに提供するQCSネットワークを実現するためにラウンドトリップQCSを採用する。
サーバと複数のユーザ(Alice、Bob、Charlie)の間で11.1時間、AliceとCharlieはサーバから10km、Bobはサーバから25km離れている。
サーバと各ユーザ(アリス、ボブ、チャーリー)間の最低時間偏差(TDEV)は平均8000秒、8000秒、800秒で1.57 ps、0.82 ps、2.57 psである。
その結果,2段式SFWM光子源を用いたQCSネットワーク方式は精度が高く,他のラウンドトリップQCS方式と比較して,nユーザによるチャネルリソースを約30%削減できることがわかった。
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