論文の概要: Post-Measurement Pairing Quantum Key Distribution with Local Optical Frequency Standard
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2407.14771v1
- Date: Sat, 20 Jul 2024 06:26:05 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-07-23 20:54:16.029268
- Title: Post-Measurement Pairing Quantum Key Distribution with Local Optical Frequency Standard
- Title(参考訳): 局所光周波数標準を用いた測定後ペアリング量子鍵分布
- Authors: Chengfang Ge, Lai Zhou, Jinping Lin, Hua-Lei Yin, Qiang Zeng, Zhiliang Yuan,
- Abstract要約: 測定後偶然のペアリングにより、ユーザのレーザーの差分位相を追跡する必要がなくなる。
セットアップのリピータライクな動作を確認し,504km以上のファイバで15.94ビット/秒の有限サイズセキュアキーレート(SKR)を達成する。
我々の研究は、局所周波数標準による効率的なミューティユーザ量子ネットワークへの道を開くものである。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 4.212309568835716
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The idea of post-measurement coincidence pairing simplifies substantially long-distance, repeater-like quantum key distribution (QKD) by eliminating the need for tracking the differential phase of the users' lasers. However, optical frequency tracking remains necessary and can become a severe burden in future deployment of multi-node quantum networks. Here, we resolve this problem by referencing each user's laser to an absolute frequency standard and demonstrate a practical post-measurement pairing QKD with excellent long-term stability. We confirm the setup's repeater-like behavior and achieve a finite-size secure key rate (SKR) of 15.94 bit/s over 504 km fiber, which overcomes the absolute repeaterless bound by 1.28 times. Over a fiber length 100 km, the setup delivers an impressive SKR of 285.68 kbit/s. Our work paves the way towards an efficient muti-user quantum network with the local frequency standard.
- Abstract(参考訳): 測定後一致ペアリングのアイデアは、ユーザのレーザーの差分位相を追跡する必要をなくし、QKD(long-distance, repeater-like quantum key distribution)を大幅に単純化する。
しかし、光周波数追跡は依然として必要であり、将来のマルチノード量子ネットワークの展開において深刻な負担となる可能性がある。
ここでは、各ユーザのレーザーを絶対周波数標準に参照し、長期間の安定性に優れた実測後ペアリングQKDを実証することにより、この問題を解決する。
我々は、セットアップのリピータライクな動作を確認し、504km以上の15.94ビット/sの有限サイズセキュアキーレート(SKR)を達成する。
繊維長100kmで、285.68 kbit/sの印象的なSKRを提供する。
我々の研究は、局所周波数標準による効率的なミューティユーザ量子ネットワークへの道を開くものである。
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