論文の概要: Stochastic thermodynamics and the Ericsson nano engine -- Efficiency from equilibrium results
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2411.03386v2
- Date: Mon, 13 Jan 2025 20:05:38 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-01-15 13:24:48.044290
- Title: Stochastic thermodynamics and the Ericsson nano engine -- Efficiency from equilibrium results
- Title(参考訳): 確率熱力学とエリクソンナノエンジン --平衡結果からの効率性
- Authors: Jasleen Kaur, Aritra Ghosh, Sushanta Dattagupta, Subhash Chaturvedi, Malay Bandyopadhyay,
- Abstract要約: 準定常状態におけるサイクルの効率を数値計算する。
システムバス結合強度を増大させることで,サイクルの効率を最大に調整できることが判明した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 18.329732804539496
- License:
- Abstract: In this work, we study an Ericsson cycle whose working substance is a charged (quantum) oscillator in a magnetic field that is coupled to a heat bath. The resulting quantum Langevin equations with built-in noise terms encapsulate a thermodynamic structure and allow for the computation of the efficiency of the cycle. We numerically compute the efficiency of the cycle in the quasi-static regime using the steady-state thermodynamic functions of the system. Interestingly, it is found that by increasing the system-bath coupling strength, the efficiency of the cycle can be tuned to a maximum. We also explore the behavior of the efficiency as a function of the pair of magnetic-field values between which the cycle is operated.
- Abstract(参考訳): 本研究では, 作動物質が熱浴に結合した磁場中の荷電(量子)発振器であるエリクソンサイクルについて検討する。
組み込まれた雑音項を持つ量子ランゲヴィン方程式は熱力学構造をカプセル化し、サイクルの効率の計算を可能にする。
系の定常熱力学関数を用いて準静電状態におけるサイクルの効率を数値計算する。
興味深いことに,システムバス結合強度を増大させることで,サイクルの効率を最大に調整できることがわかった。
また, サイクルを駆動する一対の磁場値の関数として, 効率の挙動についても検討する。
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