論文の概要: Enhancing Character-Level Understanding in LLMs through Token Internal Structure Learning
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2411.17679v5
- Date: Mon, 09 Jun 2025 07:15:53 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-06-10 21:10:46.827846
- Title: Enhancing Character-Level Understanding in LLMs through Token Internal Structure Learning
- Title(参考訳): トークン内部構造学習によるLLMにおける文字レベル理解の強化
- Authors: Zhu Xu, Zhiqiang Zhao, Zihan Zhang, Yuchi Liu, Quanwei Shen, Fei Liu, Yu Kuang, Jian He, Conglin Liu,
- Abstract要約: Token Internal Position Awareness (TIPA) は、トークン内の文字位置をキャプチャするモデルの能力を大幅に改善する手法である。
TIPAは、大きな言語モデルにおける位置予測精度を高め、元のテキストにおけるターゲット文字のより正確な識別を可能にする。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 20.801571525710834
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Tokenization methods like Byte-Pair Encoding (BPE) enhance computational efficiency in large language models (LLMs) but often obscure internal character structures within tokens. This limitation hinders LLMs' ability to predict precise character positions, which is crucial in tasks like Chinese Spelling Correction (CSC) where identifying the positions of misspelled characters accelerates correction processes. We propose Token Internal Position Awareness (TIPA), a method that significantly improves models' ability to capture character positions within tokens by training them on reverse character prediction tasks using the tokenizer's vocabulary. Experiments demonstrate that TIPA enhances position prediction accuracy in LLMs, enabling more precise identification of target characters in original text. Furthermore, when applied to downstream tasks that do not require exact position prediction, TIPA still boosts performance in tasks needing character-level information, validating its versatility and effectiveness.
- Abstract(参考訳): Byte-Pair Encoding (BPE) のようなトークン化手法は、大きな言語モデル(LLM)の計算効率を高めるが、トークン内の内部文字構造は曖昧であることが多い。
この制限はLLMの正確な文字位置を予測する能力を妨げるが、これは中国語のスペル文字の位置を識別するCSC(Spelling Correction)のようなタスクにおいて重要である。
本稿では,トークンの語彙を用いて,逆文字予測タスクをトレーニングすることにより,トークン内の文字位置を捕捉するモデルの能力を大幅に向上する手法である,トークン内位置認識(TIPA)を提案する。
実験により、TIPAはLLMの位置予測精度を高め、元のテキストにおけるターゲット文字のより正確な識別を可能にした。
さらに、正確な位置予測を必要としない下流タスクに適用した場合、TIPAはキャラクタレベルの情報を必要とするタスクのパフォーマンスを向上し、その汎用性と有効性を検証する。
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