論文の概要: Strong phonon-mediated high temperature superconductivity in Li$_2$AuH$_6$ under ambient pressure
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2501.12222v1
- Date: Tue, 21 Jan 2025 15:48:27 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-01-22 14:20:22.517585
- Title: Strong phonon-mediated high temperature superconductivity in Li$_2$AuH$_6$ under ambient pressure
- Title(参考訳): Li$2$AuH$_6$の強フォノンによる高温超伝導
- Authors: Zhenfeng Ouyang, Bo-Wen Yao, Xiao-Qi Han, Peng-Jie Guo, Ze-Feng Gao, Zhong-Yi Lu,
- Abstract要約: 開発したAI検索エンジン(InvDesFlow)を用いて、環境安定な超伝導水和物について広範な調査を行う。
Au-Hオクタヘドラルモチーフを有する立方体構造Li$AuH$_6$を候補とする。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 5.872813299877665
- License:
- Abstract: We used our developed AI search engine~(InvDesFlow) to perform extensive investigations regarding ambient stable superconducting hydrides. A cubic structure Li$_2$AuH$_6$ with Au-H octahedral motifs is identified to be a candidate. After performing thermodynamical analysis, we provide a feasible route to experimentally synthesize this material via the known LiAu and LiH compounds under ambient pressure. The further first-principles calculations suggest that Li$_2$AuH$_6$ shows a high superconducting transition temperature ($T_c$) $\sim$ 140 K under ambient pressure. The H-1$s$ electrons strongly couple with phonon modes of vibrations of Au-H octahedrons as well as vibrations of Li atoms, where the latter is not taken seriously in other previously similar cases. Hence, different from previous claims of searching metallic covalent bonds to find high-$T_c$ superconductors, we emphasize here the importance of those phonon modes with strong electron-phonon coupling (EPC). And we suggest that one can intercalate atoms into binary or ternary hydrides to introduce more potential phonon modes with strong EPC, which is an effective approach to find high-$T_c$ superconductors within multicomponent compounds.
- Abstract(参考訳): 開発したAIサーチエンジン~(InvDesFlow)を用いて、環境安定な超伝導水和物について広範な調査を行った。
Au-Hオクタヘドラルモチーフを有する立方体構造Li$_2$AuH$_6$を候補とする。
熱力学解析を行った後, 既知のLiAuおよびLiH化合物を周囲圧力下で実験的に合成する方法を提案する。
さらに第一原理計算により、Li$_2$AuH$_6$は周囲圧力下での超伝導転移温度(T_c$)$\sim$140Kを示すことが示されている。
H-1$sの電子は、Au-Hオクタヘドロンの振動とLi原子の振動のフォノンモードと強く結合する。
したがって、金属共価結合を探索して高いT_c$超伝導体を見つけるという従来の主張とは異なり、強い電子-フォノン結合(EPC)を持つフォノンモードの重要性を強調している。
また, 原子を二元系あるいは三元系水素化物にインターカレートして, 強いEPCを持つよりポテンシャルの高いフォノンモードを導入できることが示唆された。
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