論文の概要: PASCAL: Precise and Efficient ANN- SNN Conversion using Spike Accumulation and Adaptive Layerwise Activation
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2505.01730v1
- Date: Sat, 03 May 2025 07:55:29 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-05-06 18:49:35.244207
- Title: PASCAL: Precise and Efficient ANN- SNN Conversion using Spike Accumulation and Adaptive Layerwise Activation
- Title(参考訳): PASCAL:スパイク蓄積と適応層活性化を用いた高精度かつ効率的なANN-SNN変換
- Authors: Pranav Ramesh, Gopalakrishnan Srinivasan,
- Abstract要約: Spiking Neural Networks(SNN)は、ニューラルネットワーク(ANN)に代わるエネルギー効率の高い代替手段として提案されている。
ANN-SNN変換は、ANNに匹敵する精度でディープSNNを実現するために広く使われている手法である。
本研究では,ANN-SNN変換を行うPASCALを提案し,結果のSNNがQCFSアクティベーションを持つANNと数学的に等価であることを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 1.7889842797216122
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Spiking Neural Networks (SNNs) have been put forward as an energy-efficient alternative to Artificial Neural Networks (ANNs) since they perform sparse Accumulate operations instead of the power-hungry Multiply-and-Accumulate operations. ANN-SNN conversion is a widely used method to realize deep SNNs with accuracy comparable to that of ANNs.~\citeauthor{bu2023optimal} recently proposed the Quantization-Clip-Floor-Shift (QCFS) activation as an alternative to ReLU to minimize the accuracy loss during ANN-SNN conversion. Nevertheless, SNN inferencing requires a large number of timesteps to match the accuracy of the source ANN for real-world datasets. In this work, we propose PASCAL, which performs ANN-SNN conversion in such a way that the resulting SNN is mathematically equivalent to an ANN with QCFS-activation, thereby yielding similar accuracy as the source ANN with minimal inference timesteps. In addition, we propose a systematic method to configure the quantization step of QCFS activation in a layerwise manner, which effectively determines the optimal number of timesteps per layer for the converted SNN. Our results show that the ResNet-34 SNN obtained using PASCAL achieves an accuracy of $\approx$74\% on ImageNet with a 64$\times$ reduction in the number of inference timesteps compared to existing approaches.
- Abstract(参考訳): スパイキングニューラルネットワーク(SNN)は、パワーハングリーマルチ・アンド・アキュムレート演算の代わりにスパース累積演算を行うため、ANN(Artificial Neural Networks)に代わるエネルギー効率のよい代替手段として提案されている。
ANN-SNN変換は、ANNに匹敵する精度でディープSNNを実現するために広く使われている手法である。
ANN-SNN変換における精度損失を最小限に抑えるため、ReLUに代わるQCFS(Quantization-Clip-Floor-Shift)アクティベーションを提案した。
それでも、SNN推論は、実世界のデータセットのソースANNの精度に合わせるために、多数のタイムステップを必要とする。
本研究では,QCFS-アクティベーションを持つANNと数学的に等価となる方法でANN-SNN変換を行うPASCALを提案する。
さらに,QCFSアクティベーションの量子化ステップを階層的に設定し,変換されたSNNの層毎のタイムステップ数を効果的に決定する手法を提案する。
その結果, PASCALを用いて得られたResNet-34 SNNは, 既存のアプローチと比較して, 64$\times$の推論タイムステップの削減を図り, ImageNet上で$74\%の精度が得られることがわかった。
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