論文の概要: High-Performance Fully Passive Discrete-State Continuous-Variable Quantum Key Distribution With Local Local Oscillator
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2507.23327v1
- Date: Thu, 31 Jul 2025 08:14:54 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-08-01 17:19:09.314121
- Title: High-Performance Fully Passive Discrete-State Continuous-Variable Quantum Key Distribution With Local Local Oscillator
- Title(参考訳): 局所発振器を用いた高性能完全パッシブ離散状態連続可変量子鍵分布
- Authors: Yu Zhang, Xuyang Wang, Chenyang Li, Jie Yun, Qiang Zeng, Zhiliang Yuan, Zhenguo Lu, Yongmin Li,
- Abstract要約: 完全受動的離散状態連続可変量子鍵分布(CV-QKD)を提案する。
CV-QKDシステムは、特別に設計された位相回転法と離散化法を用いて、1GHzの繰り返し速度で100kmの伝送長を実現する。
我々のプロトコルは、現実的なセキュリティを持つ量子大都市圏ネットワークや量子アクセスネットワークにおいて重要な役割を果たすことが期待されている。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 11.547596386054364
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We propose and demonstrate a fully passive discrete-state continuous-variable quantum key distribution (CV-QKD), which can eliminate all modulator side channels on the source side, using a local local oscillator (LLO). The CV-QKD system achieves a maximum transmission length of 100 km with a repetition rate of 1 GHz using specially designed phase rotation and discretization methods, and the corresponding secret key bit rate is 127 kbps, as estimated based on the amplitude of prepared states at the transmitter, as well as the first- and second-order moments of quadratures at the receiver by employing the convex optimization without imposing any assumptions on the quantum channel. The performance of the protocol is similar to that of modulated CV LLO protocols and better than those of passive discrete-variable and CV protocols. Our protocol is expected to play an important role in the quantum metropolitan area networks and quantum access networks with high realistic security.
- Abstract(参考訳): 局所発振器(LLO)を用いて、ソース側の変調器側チャネルを全て除去できる完全受動離散状態連続可変量子鍵分布(CV-QKD)を提案し、実証する。
CV-QKDシステムは、特別に設計された位相回転・離散化法を用いて1GHzの繰り返し速度で100kmの伝送長を達成し、対応する秘密鍵ビットレートは、送信機における準備状態の振幅に基づいて推定される127kbps、及び、量子チャネル上の仮定を課さずに凸最適化を用いることで、受信機における二次状態の1次及び2次モーメントを推定する。
このプロトコルの性能は、変調CV LLOプロトコルと似ており、パッシブ離散可変およびCVプロトコルよりも優れている。
我々のプロトコルは、現実的なセキュリティを持つ量子大都市圏ネットワークや量子アクセスネットワークにおいて重要な役割を果たすことが期待されている。
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