論文の概要: Quantum Bipolar Thermoelectricity
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2508.03219v1
- Date: Tue, 05 Aug 2025 08:46:39 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-08-06 18:18:55.872373
- Title: Quantum Bipolar Thermoelectricity
- Title(参考訳): 量子双極性熱電率
- Authors: Filippo Antola, Giorgio De Simoni, Francesco Giazotto, Alessandro Braggio,
- Abstract要約: 低温量子浴の放射/吸収非対称性に根ざした純粋量子熱電効果について検討した。
熱平衡下でのギャップ非対称S-I-S'超伝導トンネル接合を低温電磁環境に結合して提案する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 41.94295877935867
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Thermoelectricity usually originates from energy-dependent transport asymmetries. In this Letter, we explore a purely quantum thermoelectric effect rooted in the emission/absorption asymmetry of a low-temperature quantum bath. We propose a gap-asymmetric S-I-S' superconducting tunnel junction in thermal equilibrium, coupled to a low-temperature electromagnetic environment, which develops a nonlinear quantum bipolar thermoelectric effect due to the dynamical Coulomb blockade. Key performance features are analyzed for realistic implementations.
- Abstract(参考訳): 熱電性は通常、エネルギー依存的な輸送非対称性に由来する。
このレターでは、低温量子浴の放射/吸収非対称性に根ざした純粋量子熱電効果を探索する。
熱平衡下でのギャップ非対称S-I-S'超伝導トンネル接合を低温電磁環境と結合させ, 動的クーロン遮断による非線形量子双極性熱電効果を発現させる。
重要なパフォーマンス機能は、現実的な実装のために分析される。
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