論文の概要: Long-Range Propagation and Interference of $d$-wave Superconducting
Pairs in Graphene
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2002.10173v2
- Date: Tue, 8 Sep 2020 09:18:11 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-06-02 05:16:52.558577
- Title: Long-Range Propagation and Interference of $d$-wave Superconducting
Pairs in Graphene
- Title(参考訳): グラフェン中の$d$-wave超伝導対の長距離伝播と干渉
- Authors: D. Perconte, K. Seurre, V. Humbert, C. Ulysse, A. Sander, J. Trastoy,
V. Zatko, F. Godel, P. R. Kidambi, S. Hofmann, X. P. Zhang, D. Bercioux, F.
S. Bergeret, B. Dlubak, P. Seneor and Javier E. Villegas
- Abstract要約: 近年の研究では、高温超伝導体に近接してグラフェンの非伝統的な超伝導相関が生じることが示されている。
ここでは、これらの相関関係が数百ナノメートルを伝播し、YBa$$Cu$_3$O$_7$-grapheneデバイスにおける$d$wave Andreev対干渉のユニークな観察を可能にすることを実証する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Recent experiments have shown that proximity with high-temperature
superconductors induces unconventional superconducting correlations in
graphene. Here we demonstrate that those correlations propagate hundreds of
nanometer, allowing for the unique observation of $d$-wave Andreev pair
interferences in YBa$_2$Cu$_3$O$_7$-graphene devices that behave as a
Fabry-P\'erot cavity. The interferences show as a series of pronounced
conductance oscillations analogous to those originally predicted by de
Gennes--Saint-James for conventional metal-superconductor junctions. The
present work is pivotal to the study of exotic directional effects expected for
nodal superconductivity in Dirac materials.
- Abstract(参考訳): 最近の実験では、高温超伝導体との近接がグラフェンの非典型的な超伝導相関を引き起こすことが示されている。
ここでは、これらの相関関係が数百ナノメートルを伝播していることを示し、ファブリー・ピエローキャビティとして振る舞うyba$_2$cu$_3$o$_7$-グラフェンデバイスにおけるd$-wave andreev対の干渉をユニークな観察を可能にした。
干渉は、従来の金属-超伝導接合に対するド・ゲンヌ-サン=ジェームスによって予測されたものと類似した一連の顕著な伝導振動を示す。
本研究は, ディラックの常温超伝導に期待されるエキゾチックな方向効果の研究に大きく寄与する。
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