論文の概要: Detecting out-of-time-order correlations via quasi-adiabatic echoes as a
tool to reveal quantum coherence in equilibrium quantum phase transitions
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2006.01313v5
- Date: Tue, 27 Oct 2020 16:34:25 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-17 11:09:51.060201
- Title: Detecting out-of-time-order correlations via quasi-adiabatic echoes as a
tool to reveal quantum coherence in equilibrium quantum phase transitions
- Title(参考訳): 平衡量子相転移における量子コヒーレンスを明らかにするツールとしての準断熱エコーによる時間外相関の検出
- Authors: Robert J. Lewis-Swan, Sean R. Muleady, Ana Maria Rey
- Abstract要約: 複数の量子コヒーレンス強度のスペクトルにおいて、基底状態のコヒーレンスと絡み合いの急激な変化が観測可能であることを示す。
本手法では,コヒーレント力学の時間反転を伴わないOTOCの検出が可能となる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We propose a new dynamical method to connect equilibrium quantum phase
transitions and quantum coherence using out-of-time-order correlations (OTOCs).
Adopting the iconic Lipkin-Meshkov-Glick and transverse-field Ising models as
illustrative examples, we show that an abrupt change in coherence and
entanglement of the ground state across a quantum phase transition is
observable in the spectrum of multiple quantum coherence (MQC) intensities,
which are a special type of OTOC. We also develop a robust protocol to obtain
the relevant OTOCs using quasi-adiabatic quenches through the ground state
phase diagram. Our scheme allows for the detection of OTOCs without
time-reversal of coherent dynamics, making it applicable and important for a
broad range of current experiments where time-reversal cannot be achieved by
inverting the sign of the underlying Hamiltonian.
- Abstract(参考訳): 本稿では,時間外相関(OTOC)を用いた平衡量子相転移と量子コヒーレンスを結合する新しい動的手法を提案する。
リプキン・メシュコフ・グリックおよび横場イジングモデルを図示的な例として採用することにより、量子相転移における基底状態のコヒーレンスと絡み合いの急激な変化が、OTOCの特殊なタイプである多重量子コヒーレンス(MQC)強度のスペクトルにおいて観測可能であることを示す。
また, 準アディバティックなクエンチを用いて, 基底状態の位相図から関連するOTOCを得るためのロバストなプロトコルを開発した。
本手法は,コヒーレント力学の時間反転を伴わないオトクの検出を可能にし,基盤となるハミルトニアンの符号を反転させることで時間反転が達成できない幅広い実験に適用可能かつ重要である。
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