論文の概要: Nonlinear interferometer for Fourier-transform mid-infrared gas
spectroscopy using near-infrared detection
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2011.09764v2
- Date: Wed, 3 Feb 2021 10:31:15 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-23 17:17:40.837095
- Title: Nonlinear interferometer for Fourier-transform mid-infrared gas
spectroscopy using near-infrared detection
- Title(参考訳): 近赤外検出を用いたフーリエ変換中赤外ガス分光の非線形干渉計
- Authors: Chiara Lindner, Jachin Kunz, Simon J. Herr, Sebastian Wolf, Jens
Kiessling and Frank K\"uhnemann
- Abstract要約: 単画素近赤外検出とフーリエ変換解析を用いた非線形干渉計における中赤外透過分光法を実証する。
サブ波長スペクトル分解能は、700$,$cm$-1$以上のスペクトル帯域における気体試料の回転線分解分光を可能にする。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 1.3968276272277327
- License: http://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/
- Abstract: Nonlinear interferometers allow for mid-infrared spectroscopy with
near-infrared detection using correlated photons. Previous implementations have
demonstrated a spectral resolution limited by spectrally selective detection.
In our work, we demonstrate mid-infrared transmission spectroscopy in a
nonlinear interferometer using single-pixel near-infrared detection and
Fourier-transform analysis. A sub-wavenumber spectral resolution allows for
rotational-line-resolving spectroscopy of gaseous samples in a spectral
bandwidth of over 700$\,$cm$^{-1}$. We use methane transmission spectra around
3.3$\,\mu$m wavelength to characterize the spectral resolution, noise
limitations and transmission accuracy of our device. The combination of
nonlinear interferometry and Fourier-transform analysis paves the way towards
performant and efficient mid-infrared spectroscopy with near-infrared
detection.
- Abstract(参考訳): 非線形干渉計は、相関光子を用いた近赤外検出を伴う中赤外分光を可能にする。
従来の実装ではスペクトル選択的検出によって制限されたスペクトル分解能が示されていた。
本研究では, 単画素近赤外検出とフーリエ変換解析を用いた非線形干渉計における中赤外透過分光の実証を行った。
サブ波長スペクトル分解により、700$\,$cm$^{-1}$のスペクトル帯域におけるガスサンプルの回転線分解分光が可能となる。
我々は3.3$\,\mu$mの波長のメタン透過スペクトルを用いて、装置のスペクトル分解能、雑音制限、透過精度を特徴づける。
非線形干渉法とフーリエ変換解析の組み合わせは、近赤外検出を伴う高性能で効率的な中赤外分光への道を開く。
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