論文の概要: Dual on-chip SQUID measurement protocol for flux detection in large
magnetic fields
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2012.07559v2
- Date: Mon, 6 Sep 2021 15:06:11 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-20 21:21:50.684948
- Title: Dual on-chip SQUID measurement protocol for flux detection in large
magnetic fields
- Title(参考訳): 大型磁場中のフラックス検出のためのデュアルオンチップSQUID測定プロトコル
- Authors: Josiah Cochran, Giovanni Franco-Rivera, Denghui Zhang, Lei Chen, Zhen
Wang and Irinel Chiorescu
- Abstract要約: 2つの直流SQUID磁力計を用いた差分フラックス測定を実現する。
開発中のプロトコルでは、量子スピンコヒーレンスを維持するためにケルビン以下の温度を必要とするため、オンチップ加熱を最小限に抑えるパルスリードアウトが使用されている。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 9.924659154444736
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Sensitive magnetometers that can operate in high magnetic fields are
essential for detecting magnetic resonance signals originating from small
ensembles of quantum spins. Such devices have potential applications in quantum
technologies, in particular quantum computing. We present a novel experimental
setup implementing a differential flux measurement using two DC-SQUID
magnetometers. The differential measurement allows for cancellation of
background flux signals while enhancing sample signal. The developed protocol
uses pulsed readout which minimizes on-chip heating since sub-Kelvin
temperatures are needed to preserve quantum spin coherence. Results of a proof
of concept experiment are shown as well.
- Abstract(参考訳): 高磁場で動作可能な感度磁力計は、量子スピンの小さなアンサンブルに由来する磁気共鳴信号を検出するのに必須である。
このようなデバイスは量子技術、特に量子コンピューティングに潜在的な応用がある。
2つの直流SQUID磁力計を用いた差分フラックス測定を実装した新しい実験装置を提案する。
差分測定はサンプル信号を高めながら背景フラックス信号のキャンセルを可能にする。
量子スピンコヒーレンスを保存するためにはサブケルビン温度が必要であるため、チップ上での加熱を最小限に抑えることができる。
概念実証実験の結果も示されている。
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