論文の概要: Adaptive Quantum Heat Engines
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2104.00115v1
- Date: Wed, 31 Mar 2021 21:00:49 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-06 00:13:59.953199
- Title: Adaptive Quantum Heat Engines
- Title(参考訳): 適応型量子熱エンジン
- Authors: M. Khanahmadi, A. T. Rezakhani
- Abstract要約: 本研究では, 熱浴の温度変化を考慮した適応型量子熱機関のモデルについて検討する。
本稿では,エンジンの内部構造を変化させる適切な制御器と組み合わせることで,ヒートエンジンの強化を提案する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: For heat engines working between two heat baths, functionality is often
conditioned on a set of fixed constraints such as given internal structure of
the engine and given temperatures for the baths. It is, however, important to
devise heat engines which can function adaptively, in particular when the
engine is a quantum system and the baths are subject to fluctuations. Here we
study a model for an adaptive quantum heat engine whose heat baths can have
variable temperatures. We obtain conditions under which such an engine can
still operate. Moreover, we propose an enhancement of the heat engine by
coupling it with an appropriate controller which changes the internal structure
of the engine. Interestingly, we prove that this enhanced engine can always
operate and we also obtain conditions for maximum power extraction from this
engine for all temperatures of the heat baths.
- Abstract(参考訳): 2つの熱浴の間で働く熱エンジンの場合、機能はしばしばエンジンの内部構造や熱浴の温度などの一定の制約に基づいて調整される。
しかし、特にエンジンが量子系であり浴槽がゆらぎの対象となる場合、適応的に機能する熱エンジンを考案することが重要である。
本稿では, 熱浴が可変温度を持つ適応型量子熱エンジンのモデルについて検討する。
我々はそのようなエンジンがまだ動作可能な条件を得る。
さらに, エンジンの内部構造を変化させる適切な制御器と結合することにより, 熱エンジンの高機能化を提案する。
興味深いことに、この強化されたエンジンが常に作動できることを証明し、熱浴のすべての温度に対して、このエンジンから最大電力を抽出する条件も得る。
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