論文の概要: Differential phase shift quantum secret sharing using twin field
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2104.03467v2
- Date: Sat, 10 Apr 2021 07:56:47 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-04 12:19:43.733637
- Title: Differential phase shift quantum secret sharing using twin field
- Title(参考訳): 双対場を用いた差動位相シフト量子秘密共有
- Authors: Jie Gu, Xiao-Yu Cao, Hua-Lei Yin, Zeng-Bing Chen
- Abstract要約: マルチパーティ量子通信に不可欠な量子秘密共有。
線形レート距離制限は、セキュアなキーレートとQSSの送信距離を厳しく制限する。
新しいプロトコルは、以前の差動位相シフトQSSに抵抗できないトロイの木馬攻撃に対して安全である。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 10.23503559207364
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Quantum secret sharing (QSS) is essential for multiparty quantum
communication, which is one of cornerstones in the future quantum internet.
However, a linear rate-distance limitation severely constrains the secure key
rate and transmission distance of QSS. Here, we present a practical QSS
protocol among three participants based on the differential phase shift scheme
and twin field ideas for the solution of high-efficiency multiparty
communication task. In contrast to formerly proposed differential phase shift
QSS protocol, our protocol can break the linear rate-distance bound,
theoretically improving the secret key rate by three orders of magnitude in a
300-km-long fiber. Furthermore, the new protocol is secure against Trojan horse
attacks that cannot be resisted by previous differential phase shift QSS.
- Abstract(参考訳): 量子秘密共有(QSS)は、将来の量子インターネットの基盤の1つであるマルチパーティ量子通信に不可欠である。
しかし、線形レート距離制限は、セキュアな鍵レートとQSSの伝送距離を厳しく制限する。
本稿では,高効率マルチパーティ通信タスクの解法として,差動位相シフト方式とツインフィールドのアイデアに基づく実運用QSSプロトコルを提案する。
従来提案されていた差動位相シフトQSSプロトコルとは対照的に,このプロトコルは線形速度依存性を破り,300km長繊維の秘密鍵レートを3桁改善することができる。
さらに、新しいプロトコルは、以前の差動位相シフトQSSに抵抗できないトロイの木馬攻撃に対して安全である。
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