論文の概要: Optical trap for an atom around the midpoint between two coupled
identical parallel optical nanofibers
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2104.11381v1
- Date: Fri, 23 Apr 2021 02:25:13 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-02 15:08:17.262812
- Title: Optical trap for an atom around the midpoint between two coupled
identical parallel optical nanofibers
- Title(参考訳): 2つの平行光ナノファイバーの中間点付近における原子の光トラップ
- Authors: Fam Le Kien, Sile Nic Chormaic, and Thomas Busch
- Abstract要約: 2つの平行光ナノファイバーの中間点付近の小さな領域における基底状態セシウム原子のトラップについて検討した。
適正な現実的パラメータとして、かなりの深さ1mK、数秒の大コヒーレンス時間、数時間の大容量熱トラップ寿命を有する網トラップ電位を得ることができる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We study the trapping of a ground-state cesium atom in a small region around
the midpoint between two coupled identical parallel optical nanofibers. We
suggest to use a blue-detuned guided light field in the odd
$\mathcal{E}_z$-sine array mode to produce an optical potential with a local
minimum of exact zero at the midpoint between the nanofibers. We find that the
effects of the van der Waals potential on the total trapping potential around
the minimum point are not significant when the fiber separation distance and
the power of the guided light field are large. For appropriate realistic
parameters, a net trapping potential with a significant depth of about 1 mK, a
large coherence time of several seconds, and a large recoil-heating-limited
trap lifetime of several hours can be obtained. We investigate the dependencies
of the trapping potential on the power of the guided light field, the fiber
radius, the wavelength of light, and the fiber separation distance.
- Abstract(参考訳): 2つの結合した平行光学ナノファイバー間の中間点付近の小さな領域における基底状態セシウム原子のトラップについて検討した。
奇数な$\mathcal{e}_z$-sineアレーモードでは、青色調整された誘導光電界を用いて、ナノファイバーの中間点に極小の極小値を持つ光学ポテンシャルを生成することを提案する。
導光界のファイバ分離距離とパワーが大きい場合, ファンデルワールス電位が最小点付近の総トラップ電位に与える影響は重要でない。
適切な現実的パラメータとして, かなりの深さが1mK程度の網トラップ電位, 数秒のコヒーレンス時間, 数時間のリコイル加熱制限トラップ寿命を求めることができる。
本研究では, 誘導光場, ファイバ半径, 光の波長, ファイバ分離距離に対するトラップ電位の依存性について検討した。
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