論文の概要: Phase diagram of a distorted kagome antiferromagnet and application to
Y-kapellasite
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2107.13570v2
- Date: Mon, 29 Nov 2021 06:04:24 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-20 17:05:05.867447
- Title: Phase diagram of a distorted kagome antiferromagnet and application to
Y-kapellasite
- Title(参考訳): 歪みカゴメ反強磁性体の相図とY-カペラサイトへの応用
- Authors: Max Hering, Francesco Ferrari, Aleksandar Razpopov, Igor I. Mazin,
Roser Valenti, Harald O. Jeschke, and Johannes Reuther
- Abstract要約: 古典的レベルにおいても,豊富な基底状態の位相図が明らかになる。
提示されたモデルは、かごめ反強磁性の研究において新しい方向を開く。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 50.591267188664666
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We investigate the magnetism of a previously unexplored distorted spin-1/2
kagome model consisting of three symmetry-inequivalent nearest-neighbor
antiferromagnetic Heisenberg couplings Jhexagon, J and J', and uncover a rich
ground state phase diagram even at the classical level. Using analytical
arguments and numerical techniques we identify a collinear Q = 0 magnetic
phase, two unusual non-collinear coplanar Q = (1/3,1/3) phases and a classical
spin liquid phase with a degenerate manifold of non-coplanar ground states,
resembling the jammed spin liquid phase found in the context of a
bond-disordered kagome antiferromagnet. We further show with density functional
theory calculations that the recently synthesized Y-kapellasite Y3Cu9(OH)19Cl8
is a realization of this model and predict its ground state to lie in the
region of Q = (1/3,1/3) order, which remains stable even after inclusion of
quantum fluctuation effects within variational Monte Carlo and pseudofermion
functional renormalization group. The presented model opens a new direction in
the study of kagome antiferromagnets.
- Abstract(参考訳): 3つの対称性のない近距離反強磁性ハイゼンベルクカップリングjhexagon,j,j'からなるスピン1/2カゴメ模型の磁気特性を調べ、古典的レベルでもリッチな基底状態相図を明らかにする。
解析的議論と数値的手法を用いて、2つの非線型コプラナー Q = (1/3,1/3) 相、および非コプラナー基底状態の退化多様体を持つ古典的なスピン液体相を同定する。
さらに、最近合成されたY-カペラサイトY3Cu9(OH)19Cl8が、このモデルの実現であり、その基底状態がQ = (1/3,1/3) オーダーの領域にあることを予測し、変分モンテカルロと擬フェルミオン汎関数正規化群に量子揺らぎ効果を包含した後も安定であることを示した。
提示されたモデルは、カゴメ反強磁性の研究において新しい方向を開く。
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