論文の概要: Coherent energy fluctuation theorems: theory and experiment
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2110.07061v1
- Date: Wed, 13 Oct 2021 22:21:53 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-11 14:14:32.986760
- Title: Coherent energy fluctuation theorems: theory and experiment
- Title(参考訳): コヒーレントエネルギー変動定理:理論と実験
- Authors: K. Khan, J. Sales Ara\'ujo, W. F. Magalh\~aes, G. H. Aguilar, and B.
de Lima Bernardo
- Abstract要約: 本稿では,コヒーレントエネルギーという新しい量に対する2つのFTに関する理論的および実験的結果について報告する。
また、この量は、エントロピー生成が欠如している単体進化の時間的熱力学的矢印として振る舞うことを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/publicdomain/zero/1.0/
- Abstract: Heat, work and entropy production: the statistical distribution of such
quantities are constrained by the fluctuation theorems (FT), which reveal
crucial properties about the nature of non-equilibrium dynamics. In this paper
we report theoretical and experimental results regarding two FT for a new
quantity, named coherent energy, which is an energy form directly associated
with the coherences of the quantum state. We also demonstrate that this
quantity behaves as a thermodynamic arrow of time for unitary evolutions, that
is, in the absence of entropy production. The experiment is implemented in an
all-optical setup in which the system is encoded in the polarization of one
photon of a pair. The FT are demonstrated using the two-point measurement
protocol, executed using the other photon of the pair, allowing to assess the
probability distributions directly from the outcomes of the experiment.
- Abstract(参考訳): 熱、仕事、エントロピー生成:そのような量の統計分布は、非平衡力学の性質に関する重要な性質を示す揺らぎ定理(FT)によって制限される。
本稿では、量子状態のコヒーレンスに直接関連したエネルギー形態であるコヒーレントエネルギーという新しい量に対する2つのFTに関する理論的および実験的結果について報告する。
また, この量は, エントロピー生成がなければ, ユニタリ進化のための熱力学的時間の矢印として振る舞うことも示している。
この実験は、対の1つの光子の偏光中にシステムが符号化される全光学装置で実施される。
ftは、ペアの他の光子を用いて実行される2点測定プロトコルを用いて実証され、実験の結果から直接確率分布を評価することができる。
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