論文の概要: Irreversibility and the Arrow of Time
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2202.04619v1
- Date: Wed, 9 Feb 2022 18:32:01 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-26 06:56:31.931185
- Title: Irreversibility and the Arrow of Time
- Title(参考訳): 不可逆性と時間の矢印
- Authors: J\"urg Fr\"ohlich
- Abstract要約: 不可逆的な行動はしばしばエントロピー生産の指針に現れている。
量子統計力学から熱力学の法則を導出する。
準自由量子メカニカル熱浴と相互作用する量子粒子の拡散(ブラウン運動)について概説した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Within the general formalism of quantum theory irreversibility and the arrow
of time in the evolution of various physical systems are studied. Irreversible
behavior often manifests itself in the guise of entropy production. This
motivates me to begin this paper with a brief review of quantum-mechanical
entropy, a subject that Elliott Lieb has made outstanding contributions to,
followed by an enumeration of examples of irreversible behavior and of an arrow
of time analyzed in later sections. Subsequently, a derivation of the laws of
thermodynamics from (quantum) statistical mechanics, and, in particular, of the
Second Law of thermodynamics, in the forms given to it by Clausius and Carnot,
is presented. In a third part, results on diffusive (Brownian) motion of a
quantum particle interacting with a quasi-free quantum-mechanical heat bath are
reviewed. This is followed by an outline of a theory of friction by emission of
Cherenkov radiation of sound waves in a system consisting of a particle moving
through a Bose- Einstein condensate and interacting with it. In what may be the
most important section of this paper, the fundamental arrow of time inherent in
Quantum Mechanics is discussed.
- Abstract(参考訳): 量子論の一般的な形式論の中では、様々な物理系の進化における不可逆性と時間の矢印が研究される。
不可逆的な行動はしばしばエントロピー生産の指針に現れる。
この論文は、エリオット・リーブ(Elliott Lieb)が卓越した貢献をした主題である量子力学のエントロピーの簡単なレビューと、それに続く不可逆的な振る舞いの例と、後続のセクションで分析された時間の矢印の列挙から始めます。
その後、(量子)統計力学から熱力学の法則の導出、特にクラウシウスとカルノットによって与えられた形式における熱力学の第二法則の導出が行われる。
第3部では、準自由量子力学的熱浴と相互作用する量子粒子の拡散(ブラウン)運動の結果について概説する。
これに続いて、ボース=アインシュタイン凝縮体を通過してそれと相互作用する粒子からなる系における音波のチェレンコフ放射の放出による摩擦の理論の概要が述べられている。
この論文で最も重要な部分であるかもしれないのは、量子力学に固有の時間の基本的矢印について論じることである。
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