論文の概要: Quantum correlations and ergotropy
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2202.05050v3
- Date: Sat, 30 Apr 2022 18:38:42 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-26 04:49:11.780062
- Title: Quantum correlations and ergotropy
- Title(参考訳): 量子相関とエルゴトロピー
- Authors: Gianluca Francica
- Abstract要約: 閉量子系において、最大巡回作業抽出可能量はエルゴトロピーに等しい。
我々は、異なる種類の初期相関から得られるエルゴトロピーへの貢献を同定し、調査する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Understanding the role of classical and quantum correlations in work
extraction is a problem of fundamental importance in thermodynamics. We
approach this problem by considering that, in closed quantum systems, the
maximum cyclic work extractable is equal to the ergotropy. Thus, we aim to
identify and investigate the contributions to the ergotropy coming from
different kinds of initial correlations (total, classical, discord and
entanglement correlations). By doing so, we have introduced and studied
quantifiers of correlations which are based on ergotropy. In particular, our
results suggest that only discord correlations always give a positive
contribution to work extraction, while total, classical and entanglement
correlations can reduce the work extraction.
- Abstract(参考訳): 作業抽出における古典的および量子的相関の役割を理解することは、熱力学における基本的な重要性の問題である。
閉量子系において、最大巡回作業抽出可能量はエルゴトロピーに等しいことを考慮し、この問題にアプローチする。
そこで本研究では,様々な初期相関(トータル,古典,不協和,絡み合い相関)から生じるエルゴトロピーへの寄与を同定し,検討することを目的とした。
そこで本研究では,エルゴトロピーに基づく相関の定量化法を考案し,検討した。
特に,不協和相関は作業抽出に常に肯定的な寄与を与えるが,古典的・絡み合い相関は作業抽出を減少させる可能性が示唆された。
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