論文の概要: Ergotropy from quantum and classical correlations
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2102.13606v2
- Date: Wed, 22 Dec 2021 14:54:00 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-09 20:33:01.682720
- Title: Ergotropy from quantum and classical correlations
- Title(参考訳): 量子相関と古典相関によるエルゴトロピー
- Authors: Akram Touil, Bar{\i}\c{s} \c{C}akmak, Sebastian Deffner
- Abstract要約: エルゴトロピーは量子的相互情報の関数として表現できることを示す。
両部量子系を局所的な熱状態で解析する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: It is an established fact that quantum coherences have thermodynamic value.
The natural question arises, whether other genuine quantum properties such as
entanglement can also be exploited to extract thermodynamic work. In the
present analysis, we show that the ergotropy can be expressed as a function of
the quantum mutual information, which demonstrates the contributions to the
extractable work from classical and quantum correlations. More specifically, we
analyze bipartite quantum systems with locally thermal states, such that the
only contribution to the ergotropy originates in the correlations. Our findings
are illustrated for a two-qubit system collectively coupled to a thermal bath.
- Abstract(参考訳): 量子コヒーレンスが熱力学的値を持つことは確立された事実である。
自然の疑問は、絡み合いのような他の真の量子的性質も熱力学的な働きを抽出するために活用できるかどうかである。
本分析では,エルゴトロピーが量子相互情報の関数として表現できることを示し,古典的および量子的相関から抽出可能な研究への寄与を示す。
具体的には、2部量子系を局所的な熱状態で解析し、エルゴトロピーへの唯一の寄与は相関に由来する。
その結果,熱浴に結合した2量子系が得られた。
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