論文の概要: Complementarity and causal propagation of decoherence by measurement in
relativistic quantum field theories
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2205.08403v4
- Date: Mon, 7 Nov 2022 11:40:02 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-12 21:05:31.357983
- Title: Complementarity and causal propagation of decoherence by measurement in
relativistic quantum field theories
- Title(参考訳): 相対論的場の量子論における測定によるデコヒーレンスの相補性と因果伝播
- Authors: Yoshimasa Hidaka, Satoshi Iso and Kengo Shimada
- Abstract要約: 検出器の存在によるデコヒーレンスは、グリーン関数の遅延により光速で伝播することを示す。
量子ゆらぎやケルディシュ・グリーンの関数で表される重力子の放出のような場の量子的性質も、オンシェル粒子の生成によるデコヒーレンス(英語版)のメカニズムにおいて重要な役割を果たす。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Entanglement generation by Newtonian gravitational potential between objects
has been widely discussed to reveal the quantum nature of gravity. In this
paper, we perform a quantum field theoretical analysis of a slightly modified
version of the gedanken experiment by Mari and co-workers. We show that
decoherence due to the presence of a detector propagates with the speed of
light in terms of a retarded Green's function, as it should be consistent with
causality of relativistic field theories. The quantum nature of fields, such as
quantum fluctuations or emission of gravitons expressed in terms of the Keldysh
Green's function also play important roles in the mechanism of decoherence due
to on-shell particle creation. We also discuss the trade-off relation between
the visibility of the interference and the distinguishability of the
measurement, known as the wave particle duality, in our setup.
- Abstract(参考訳): ニュートン重力ポテンシャルによる物体間の絡み合い生成は、重力の量子的性質を明らかにするために広く議論されている。
本論文では,マリと共同研究者によるゲダンケン実験の微修正版に関する量子場理論解析を行う。
我々は、検出器の存在によるデコヒーレンスが、相対論的場の理論の因果性と一致していることから、グリーン関数によって光速で伝播することが示される。
ケルディッシュ・グリーン関数で表される場の量子揺らぎや重力の放出のような場の量子の性質は、オンシェル粒子の生成によるデコヒーレンス機構において重要な役割を果たす。
また,干渉の視認性と波動粒子双対性(wave particle duality)と呼ばれる測定の識別性との関係についても検討した。
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