論文の概要: Quantum tunnelling time and the adiabatic theorem
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2207.13130v1
- Date: Tue, 26 Jul 2022 18:18:39 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-03 16:54:13.608276
- Title: Quantum tunnelling time and the adiabatic theorem
- Title(参考訳): 量子トンネル時間と断熱定理
- Authors: Fumika Suzuki and William G. Unruh
- Abstract要約: 粒子のスピンフリップが電位障壁を通して伝達される確率について検討する。
バリア内の速度の低下によりバリアの高さが増加すると、その確率は低下する。
障壁の高さが粒子の運動エネルギーに近づくと、確率が再び上昇し始めることが数値的に観察される。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We study the probability of a spin-flip of a particle when it is transmitted
through the potential barrier with the spatially rotating field interacting
with its spin. According to the adiabatic theorem, the probability depends on
the velocity of the particle inside the barrier. The probability decreases as
the height of the barrier increases due to the decrease of the velocity inside
the barrier. However, it is numerically observed that the probability starts to
increase again when the height of the barrier becomes close to the kinetic
energy of the particle and exceeds it to enter the tunnelling regime. We
suggest that this apparent increase in nonadiabaticity in the tunnelling regime
can be caused by the limitation of the measurement of time by the
time-of-flight method and preferred transmission of the higher energy modes at
the end of the barrier.
- Abstract(参考訳): 粒子がポテンシャル障壁を通過してスピンと相互作用する空間的に回転する磁場に伝達される際のスピンフリップの確率について検討する。
断熱的な定理によれば、確率は障壁内の粒子の速度に依存する。
バリア内の速度の低下によりバリアの高さが増加すると、その確率は低下する。
しかし、バリアの高さが粒子の運動エネルギーに近くなり、それを上回ってトンネル構造に入ると、再び確率が上昇し始めることが数値的に観察される。
トンネル構造における非断熱性の増加は, 飛行時間法による時間測定の限界と, バリアの終端における高エネルギーモードの伝達に起因していることが示唆された。
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