論文の概要: Quantum Stirling engine based on dinuclear metal complexes
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2208.14548v1
- Date: Tue, 30 Aug 2022 21:37:14 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-01-28 11:34:00.153896
- Title: Quantum Stirling engine based on dinuclear metal complexes
- Title(参考訳): 二核金属錯体を用いた量子スターリングエンジン
- Authors: Clebson Cruz, Hamid-Reza Rastegar-Sedehi, Maron F. Anka, Thiago R. de
Oliveira and Mario Reis
- Abstract要約: 本研究は、二核金属錯体を作用物質とする量子スターリングサイクルを提案する。
その結果, 材料の磁気結合の変化を考慮すると, 量子サイクルの動作モードを管理することができることがわかった。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Low-dimensional metal complexes are versatile materials with tunable physical
and chemical properties that make these systems promising platforms for caloric
applications. In this context, this work proposes a quantum Stirling cycle
based on a dinuclear metal complex as a working substance. The results show
that the quantum cycle operational modes can be managed when considering the
change in the magnetic coupling of the material and the temperature of the
reservoirs. Moreover, magnetic susceptibility can be used to characterize the
heat exchanges of each cycle step and, therefore, its performance. As a proof
of concept, the efficiency of the heat engine is obtained from experimental
susceptibility data. These results open doors for studying quantum
thermodynamic cycles by using metal complexes; and further the development of
emerging quantum technologies based on these advanced materials.
- Abstract(参考訳): 低次元金属錯体は、調節可能な物理的および化学的性質を持つ多用途材料であり、これらのシステムはカロリー用途のプラットフォームを約束する。
この文脈において、この研究は二核金属錯体を作用物質とする量子スターリングサイクルを提案する。
その結果, 物質磁気結合と貯留層温度の変化を考慮した場合, 量子サイクル動作モードの管理が可能であることがわかった。
さらに、磁気感受性は各サイクルステップの熱交換の特徴付けに利用することができ、その性能も向上する。
概念実証として、熱機関の効率は実験的な感受性データから得られる。
これらの結果は、金属錯体を用いて量子熱力学サイクルを研究するための扉を開き、これらの先端材料に基づく新しい量子技術の開発をさらに進めた。
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