論文の概要: Exchange fluctuation theorems for strongly interacting quantum pumps
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2209.12927v2
- Date: Mon, 16 Jan 2023 23:37:14 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-01-25 02:55:25.383436
- Title: Exchange fluctuation theorems for strongly interacting quantum pumps
- Title(参考訳): 強相互作用量子ポンプの交換ゆらぎ定理
- Authors: Akira Sone and Diogo O. Soares-Pinto and Sebastian Deffner
- Abstract要約: 任意の結合強度を持つ多部系に対する一般的な量子交換変動定理を導出する。
熱力学の第二法則は、従来のクラウシウスの不等式よりも厳密である。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We derive a general quantum exchange fluctuation theorem for multipartite
systems with arbitrary coupling strengths by taking into account the
informational contribution of the back-action of the quantum measurements,
which contributes to the increase of the von-Neumann entropy of the quantum
system. The resulting second law of thermodynamics is tighter than the
conventional Clausius inequality. The derived bound is the quantum mutual
information of the conditional thermal state, which is a thermal state
conditioned on the initial energy measurement. These results elucidate the role
of quantum correlations in the heat exchange between multiple subsystems
interacting with arbitrary coupling strengths.
- Abstract(参考訳): 我々は、量子系のフォン・ノイマンエントロピーの増加に寄与する量子測定のバックアクションの情報的寄与を考慮して、任意の結合強度を持つ多部系に対する一般的な量子交換変動定理を導出した。
熱力学の第二法則は、従来のクラウシウスの不等式よりも厳密である。
導出された境界は条件付き熱状態の量子相互情報であり、初期エネルギー測定で条件付けられた熱状態である。
これらの結果は、任意の結合強度と相互作用する複数のサブシステム間の熱交換における量子相関の役割を解明する。
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