論文の概要: Ising model formulation for highly accurate topological color codes
decoding
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2303.01348v3
- Date: Thu, 1 Feb 2024 06:48:20 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-02-02 20:03:14.755467
- Title: Ising model formulation for highly accurate topological color codes
decoding
- Title(参考訳): 高精度トポロジカルカラーコード復号のためのイジングモデル定式化
- Authors: Yugo Takada, Yusaku Takeuchi, Keisuke Fujii
- Abstract要約: 量子誤り訂正符号の1つであるトポロジカルカラー符号は、すべてのクリフォードゲートを横方向に実装できるという点で、表面符号に対して有利である。
そこで本研究では,カラーコードの高精度デコードを可能にするIsingモデルの定式化を提案する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.9002260638342727
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Quantum error correction is an essential ingredient for reliable quantum
computation for theoretically provable quantum speedup. Topological color
codes, one of the quantum error correction codes, have an advantage against the
surface codes in that all Clifford gates can be implemented transversely.
However, the hardness of decoding makes the color codes not suitable as the
best candidate for experimentally feasible implementation of quantum error
correction. Here we propose an Ising model formulation that enables highly
accurate decoding of the color codes. In this formulation, we map stabilizer
operators to classical spin variables to represent an error satisfying the
syndrome. Then we construct an Ising Hamiltonian that counts the number of
errors and formulate the decoding problem as an energy minimization problem of
an Ising Hamiltonian, which is solved by simulated annealing. In numerical
simulations on the (4.8.8) lattice, we find an error threshold of 10.36(5)% for
bit-flip noise model, 18.47(5)% for depolarizing noise model, and 2.90(4)% for
phenomenological noise model (bit-flip error is located on each of data and
measurement qubits), all of which are higher than the thresholds of existing
efficient decoding algorithms. Furthermore, we verify that the achieved logical
error rates are almost optimal in the sense that they are almost the same as
those obtained by exact optimizations by CPLEX with smaller decoding time in
many cases. Since the decoding process has been a bottleneck for performance
analysis, the proposed decoding method is useful for further exploration of the
possibility of the topological color codes.
- Abstract(参考訳): 量子誤り訂正は理論的に証明可能な量子スピードアップのための信頼性の高い量子計算に不可欠な要素である。
量子誤り訂正符号の1つであるトポロジカルカラー符号は、すべてのクリフォードゲートを横方向に実装できるという点で、表面符号に対して有利である。
しかし、復号化の難しさにより、カラーコードは量子誤り訂正を実験的に実現可能な実装の最適候補には適さない。
本稿では,カラーコードの高精度復号化を可能にするイジングモデルの定式化を提案する。
この定式化では、安定化作用素を古典的なスピン変数に写像し、シンドロームを満たす誤差を表す。
次に、誤り数を数え、デコード問題をシミュレートされたアニーリングによって解くイジング・ハミルトンのエネルギー最小化問題として定式化するイジング・ハミルトン多様体を構築する。
4.8.8)格子上の数値シミュレーションでは、ビットフリップノイズモデルでは10.36(5)%、非分極ノイズモデルでは18.47(5)%、現象ノイズモデルでは2.90(4)%(ビットフリップエラーは各データおよび測定キュービット上にあり、いずれも既存の効率的な復号アルゴリズムのしきい値よりも高い。
さらに, 復号時間の少ないcplexによる厳密な最適化によって得られるものとほぼ同値であるという意味で, 論理誤差率がほぼ最適であることを検証した。
復号化は性能解析のボトルネックとなっているため,提案手法はトポロジカルカラーコードの可能性のさらなる探究に有用である。
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