論文の概要: Frequency-multiplexed storage and distribution of narrowband telecom
photon pairs over a 10-km fiber link with long-term system stability
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2303.01677v1
- Date: Fri, 3 Mar 2023 02:32:43 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-06 16:29:55.175542
- Title: Frequency-multiplexed storage and distribution of narrowband telecom
photon pairs over a 10-km fiber link with long-term system stability
- Title(参考訳): 長期安定性を有する10kmファイバリンク上の狭帯域光子対の周波数多重記憶と分布
- Authors: Ko Ito, Takeshi Kondo, Kyoko Mannami, Kazuya Niizeki, Daisuke Yoshida,
Kohei Minaguchi, Mingyang Zheng, Xiuping Xie, Feng-Lei Hong, and Tomoyuki
Horikiri
- Abstract要約: 長距離で量子状態を送信する能力は、量子インターネットの基本的な要件である。
可視光を受光する量子メモリにおいて,周波数多重2光子源を遠隔通信波長に格納することを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/
- Abstract: The ability to transmit quantum states over long distances is a fundamental
requirement of the quantum internet and is reliant upon quantum repeaters.
Quantum repeaters involve entangled photon sources that emit and deliver
photonic entangled states at high rates and quantum memories that can
temporarily store quantum states. Improvement of the entanglement distribution
rate is essential for quantum repeaters, and multiplexing is expected to be a
breakthrough. However, limited studies exist on multiplexed photon sources and
their coupling with a multiplexed quantum memory. Here, we demonstrate the
storing of a frequency-multiplexed two-photon source at telecommunication
wavelengths in a quantum memory accepting visible wavelengths via wavelength
conversion after 10-km distribution. To achieve this, quantum systems are
connected via wavelength conversion with a frequency stabilization system and a
noise reduction system. The developed system was stably operated for more than
42 h. Therefore, it can be applied to quantum repeater systems comprising
various physical systems requiring long-term system stability.
- Abstract(参考訳): 長距離で量子状態を送信する能力は、量子インターネットの基本的要件であり、量子リピータに依存している。
量子リピータは、光子エンタングル状態を高速で放出する絡み合った光子源と、一時的に量子状態を保存できる量子記憶を含んでいる。
量子リピータには絡み合い分布率の改善が不可欠であり、多重化はブレークスルーとなることが期待される。
しかし、多重光子源とその多重量子メモリとの結合に関する限られた研究が存在する。
本稿では、周波数多重化2光子源を10km分布後の波長変換により可視波長を受け入れる量子メモリに格納する。
これを実現するため、量子システムは周波数安定化システムとノイズ低減システムによって波長変換を介して接続される。
開発したシステムは42時間以上安定して動作した。
したがって、長期システムの安定性を必要とする様々な物理系からなる量子リピータシステムに適用することができる。
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