論文の概要: Observation of Wigner cusps in a metallic carbon nanotube
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2303.17687v1
- Date: Thu, 30 Mar 2023 20:02:08 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-03 16:05:56.357360
- Title: Observation of Wigner cusps in a metallic carbon nanotube
- Title(参考訳): 金属カーボンナノチューブ中のwigner cuspsの観察
- Authors: B.T. Blue, R. Tsuchikawa, A. Ahmadi, Z. Zhang, D. Heligman, S.D.
Lough, J. Hone, E. R. Mucciolo, M. Ishigami
- Abstract要約: 従来の金属カーボンナノチューブのゲート依存性コンダクタンス測定では、説明不能なコンダクタンス抑制が明らかにされている。
キラリティが知られている金属ナノチューブのゲート依存性の伝導度測定は、これらのバイモーダル伝導抑制がウィグナーカスプの徴候であることを示している。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Previous gate-dependent conductance measurements of metallic carbon nanotubes
have revealed unexplainable conductance suppressions, occurring at two
different gate voltages. These were previously attributed to the
gate-dependency of contact resistance. Our gate-dependent conductivity
measurements on a metallic nanotube with known chirality show that these
bimodal conductance suppressions are the manifestations of Wigner cusps, often
seen in atomic and nuclear physics experiments.
- Abstract(参考訳): 従来の金属カーボンナノチューブのゲート依存性コンダクタンス測定では、2つの異なるゲート電圧で発生する説明不能コンダクタンス抑制が明らかになった。
これらは従来、接触抵抗のゲート依存性が原因であった。
キラリティが知られている金属ナノチューブのゲート依存性伝導度測定は、これらのバイモーダル伝導抑制が、原子物理学実験や原子核実験でよく見られるウィグナーカスの徴候であることを示している。
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