論文の概要: Three-Path Quantum Cheshire Cat Observed in Neutron Interferometry
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2303.18092v1
- Date: Fri, 31 Mar 2023 14:30:16 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-03 13:47:24.332299
- Title: Three-Path Quantum Cheshire Cat Observed in Neutron Interferometry
- Title(参考訳): 中性子干渉法で観察された3パス量子チェシャイア猫
- Authors: Armin Danner, Niels Geerits, Hartmut Lemmel, Richard Wagner, Stephan
Sponar and Yuji Hasegawa
- Abstract要約: 量子チェシャー・キャット(qCC)のパラドックス現象は、粒子の異なる性質が干渉計の異なる経路に局在しているように見える状況を指す。
局所化は弱い相互作用によって引き起こされる顕著な変化を通じて質的に決定される。
中性子の3つの性質は、干渉計で異なる経路で分離されていることが示されている。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 1.4680035572775534
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The paradoxical phenomenon of the quantum Cheshire Cat (qCC) refers to
situations where different properties of a particle appear to be localised in
different paths of an interferometer and therefore spatially separated. This
observation is obtained by implementing a pre- and postselection procedure. The
localisations are determined qualitatively through conspicuous changes induced
by weak interactions. Previous demonstrations of the qCC only used the path and
spin/polarisation degrees of freedom. In addition, the present experiment uses
the neutron's energy as a third property in a three-path interferometer. It is
demonstrated that the three properties of neutrons are found separated in
different paths in the interferometer; a detailed analysis suggests that the
appearance of a property is strongly related to the geometrical relation
between the state vectors of pre- and postselection with weak interactions in
between. If a weak interaction in a path locally generates a state vector with
a component parallel to the reference state in another path, a conspicuous
intensity oscillation is expected and observed. Therefore, the appearance of
the observed intensity oscillations is attributed solely to the cross-terms
between the reference and the newly generated state via weak interactions.
- Abstract(参考訳): 量子チェシャー・キャット(qCC)のパラドックス現象は、粒子の異なる性質が干渉計の異なる経路に局在し、したがって空間的に分離しているように見える状況を指す。
この観察は、前及び後の選択手順を実装して得られる。
局所化は弱い相互作用によって引き起こされる顕著な変化を通じて定性的に決定される。
qccの以前の実証では、経路とスピン/偏光度のみを使用していた。
さらに、この実験では中性子エネルギーを3パス干渉計の3番目の特性として用いる。
中性子の3つの性質は干渉計の異なる経路で分離されることが示されているが、詳細な解析により、その性質の出現は、相互作用の弱い前と後の選択の状態ベクトル間の幾何学的関係と強く関係していることが示されている。
経路内の弱い相互作用が他の経路における基準状態に平行な成分を持つ状態ベクトルを局所的に生成すると、顕著な強度振動が期待され観測される。
したがって、観測された強度振動の出現は、弱い相互作用による参照と新たに生成された状態の間の断続的な関係にのみ起因している。
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