論文の概要: Quantum heat diode versus light emission in circuit quantum
electrodynamical system
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2304.01442v1
- Date: Tue, 4 Apr 2023 01:32:44 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-05 15:51:00.133926
- Title: Quantum heat diode versus light emission in circuit quantum
electrodynamical system
- Title(参考訳): 回路量子力学系における量子熱ダイオードと発光
- Authors: Yu-qiang Liu, Yi-jia Yang and Chang-shui Yu
- Abstract要約: 回路QEDシステムの2光子ラービモデルを用いて熱ダイオードを設計する。
熱ダイオードは共振結合でのみ実現できるだけでなく,性能も向上できることがわかった。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.14502611532302037
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Precisely controlling heat transfer in a quantum mechanical system is
particularly significant for designing quantum thermodynamical devices. With
the technology of experiment advances, circuit quantum electrodynamics (circuit
QED) has become a promising system due to controllable light matter
interactions as well as flexible coupling strengths. In this paper, we design a
thermal diode in terms of the two-photon Rabi model of the circuit QED system.
We find that the thermal diode can not only be realized in the resonant
coupling but also achieve better performance, especially for the detuned
qubit-photon ultrastrong coupling. We also study the photonic detection rates
and their nonreciprocity, which indicates similar behaviors with the
nonreciprocal heat transport. This provides the potential to understand thermal
diode behavior from the quantum optical perspective and could shed new insight
into the relevant research on thermodynamical devices.
- Abstract(参考訳): 量子力学系における熱伝達の精密制御は、特に量子熱力学デバイスの設計において重要である。
実験技術の進歩により、回路量子電気力学 (circuit qed) は、制御可能な光物質相互作用と柔軟な結合強度により、有望なシステムとなっている。
本稿では,回路QEDシステムの2光子ラービモデルを用いて熱ダイオードを設計する。
熱ダイオードは共振結合で実現できるだけでなく、特にデチューン量子-光子超強結合において優れた性能が得られることがわかった。
また,非相互熱輸送と類似した挙動を示すフォトニック検出率とその非相互性についても検討した。
これにより、量子光学的視点から熱ダイオードの挙動を理解することができ、熱力学デバイスの研究に関する新たな洞察を与えることができる。
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