論文の概要: Thermoelectric phenomena in an antiferromagnetic helix: Role of electric
field
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2305.05582v1
- Date: Tue, 9 May 2023 16:15:45 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-10 19:12:10.021008
- Title: Thermoelectric phenomena in an antiferromagnetic helix: Role of electric
field
- Title(参考訳): 反強磁性ヘリックスの熱電現象:電界の役割
- Authors: Kallol Mondal, Sudin Ganguly, and Santanu K. Maiti
- Abstract要約: 電荷およびスピン依存性の熱電応答は、コリニア反強磁性スピン配置を有する単一ヘリカル分子上で研究される。
非平衡グリーン関数形式は熱電現象を研究するために用いられる。
本提案では, 電荷に対するスピン依存熱電応答が良好であることを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: The charge and spin-dependent thermoelectric responses are investigated on a
single-helical molecule possessing a collinear antiferromagnetic spin
arrangement with zero net magnetization in the presence of a transverse
electric field. Both the short and long-range hopping scenarios are considered,
which mimic biological systems like single-stranded DNA and $\alpha$-protein
molecules. A non-equilibrium Green's function formalism is employed following
the Landauer-Buttiker prescription to study the thermoelectric phenomena. The
detailed dependence of the basic thermoelectric quantities on helicity,
electric field, temperature etc., are elaborated on, and the underlying physics
is explained accordingly. The charge and spin \textit{figure of merits} are
computed and compared critically. For a more accurate estimation, the phononic
contribution towards thermal conductance is also included. The present
proposition shows a favorable spin-dependent thermoelectric response compared
to the charge counterpart.
- Abstract(参考訳): 反強磁性スピン配置を有し, 逆電界の存在下ではネット磁化がゼロとなる単一ヘリカル分子に対して, 電荷およびスピン依存性の熱電応答について検討した。
短距離および長距離のホッピングシナリオも考慮されており、単鎖dnaや$\alpha$-protein分子のような生体システムを模倣している。
非平衡グリーン関数形式は、ランダウアー・ブッティカーの処方則に従って熱電現象を研究するために用いられる。
ヘリシティ、電界、温度等に対する基本的な熱電量の詳細な依存性を詳述し、基礎となる物理を説明する。
電荷とスピン \textit{figure of merits} は計算され、批判的に比較される。
より正確な推定には、熱コンダクタンスに対するフォノニックな貢献も含まれている。
本提案では, 電荷に対するスピン依存熱電応答が良好であることを示す。
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