論文の概要: Practical quantum imaging with undetected photons
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2307.06225v1
- Date: Wed, 12 Jul 2023 15:17:26 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-07-13 12:42:33.271661
- Title: Practical quantum imaging with undetected photons
- Title(参考訳): 非検出光子を用いた実用的な量子イメージング
- Authors: Emma Pearce (1), Nathan R. Gemmell (1), Jefferson Fl\'orez (1), Jiaye
Ding (1), Rupert F. Oulton (1), Alex S. Clark (1 and 2), and Chris C.
Phillips (1) ((1) Blackett Laboratory, Department of Physics, Imperial
College London, (2) Quantum Engineering Technology Labs, H. H. Wills Physics
Laboratory and Department of Electrical and Electronic Engineering,
University of Bristol)
- Abstract要約: 我々は、IR光源やIR検出器を使わずに、IR波長で物体を撮像できるコンパクトでポータブルで低コストなシステムについて述べる。
未検出光子(IUP)によるこのイメージングは、量子干渉と絡み合った光子対間の相関を利用して、赤外線から可視光へ画像情報を転送する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Infrared (IR) imaging is invaluable across many scientific disciplines, from
material analysis to diagnostic medicine. However, applications are often
limited by detector cost, resolution and sensitivity, noise caused by the
thermal IR background, and the cost, portability and tunability of infrared
sources. Here, we describe a compact, portable, and low-cost system that is
able to image objects at IR wavelengths without an IR source or IR detector.
This imaging with undetected photons (IUP) approach uses quantum interference
and correlations between entangled photon pairs to transfer image information
from the IR to the visible, where it can be detected with a standard silicon
camera. We also demonstrate a rapid analysis approach to acquire both phase and
transmission image information. These developments provide an important step
towards making IUP a commercially viable technique.
- Abstract(参考訳): 赤外線(ir)イメージングは、材料分析から診断医学まで、多くの科学分野において有用である。
しかし、検出コスト、分解能と感度、熱赤外背景によるノイズ、赤外光源のコスト、可搬性、調整性によって応用は制限されることが多い。
本稿では、IR光源や赤外線検出器を使わずに、IR波長で物体を撮像できる小型でポータブルで低コストなシステムについて述べる。
未検出光子(IUP)アプローチによるこのイメージングは、量子干渉と絡み合った光子対間の相関を利用して、赤外線から可視光へ画像情報を伝達し、標準のシリコンカメラで検出することができる。
また,位相情報と伝送画像情報の両方を取得するための高速解析手法を示す。
これらの開発は、IUPを商用化するための重要なステップを提供する。
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