論文の概要: Work, Heat and Internal Energy in Open Quantum Systems: A Comparison of
Four Approaches from the Autonomous System Framework
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2308.08215v1
- Date: Wed, 16 Aug 2023 08:41:20 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-08-17 14:12:45.314245
- Title: Work, Heat and Internal Energy in Open Quantum Systems: A Comparison of
Four Approaches from the Autonomous System Framework
- Title(参考訳): オープン量子システムにおける作業・熱・内部エネルギー:自律システムフレームワークによる4つのアプローチの比較
- Authors: Anja Seegebrecht and Tanja Schilling
- Abstract要約: 我々は、オープン量子系の内部エネルギーの定義と、内部エネルギーを仕事と熱貢献に分割する戦略を比較する。
我々の議論は、任意の環境(熱浴だけでなく)と量子力学系による運転を可能にする方法に焦点を当てている。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We compare definitions of the internal energy of an open quantum system and
strategies to split the internal energy into work and heat contributions as
given by four different approaches from autonomous system framework. Our
discussion focuses on methods that allow for arbitrary environments (not just
heat baths) and driving by a quantum mechanical system. As a simple application
we consider an atom as the system of interest and an oscillator field mode as
the environment. Three different types of coupling are analyzed. We discuss
ambiguities in the definitions and highlight differences that appear if one
aims at constructing environments that act as pure heat or work reservoirs.
Further, we identify different sources of work (e.g. coherence, correlations,
or frequency offset), depending on the underlying framework. Finally, we give
arguments to favour the approach based on minimal dissipation.
- Abstract(参考訳): オープン量子システムの内部エネルギーの定義と、内部エネルギーをワークとヒートコントリビューションに分割する戦略を、自律システムフレームワークから4つの異なるアプローチで比較する。
我々の議論は、任意の環境(熱浴だけでなく)と量子力学系による運転を可能にする方法に焦点を当てている。
単純なアプリケーションとして、atomを関心のシステムとして、振動子フィールドモードを環境として考えます。
3種類のカップリングが分析される。
定義の曖昧さを議論し、純粋な熱や作業貯水池として機能する環境を構築することを目的とした場合の違いを強調する。
さらに,基礎となるフレームワークによって異なる作業源(コヒーレンス,相関,周波数オフセットなど)を特定する。
最後に、最小の散逸に基づくアプローチを好むための議論を行う。
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