論文の概要: Light-harvesting efficiency cannot depend on optical coherence in the
absence of orientational order
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2308.14771v2
- Date: Wed, 20 Dec 2023 09:17:55 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-12-21 21:46:18.704247
- Title: Light-harvesting efficiency cannot depend on optical coherence in the
absence of orientational order
- Title(参考訳): 光ハーベスティング効率は配向秩序のない光コヒーレンスに依存しない
- Authors: Dominic M Rouse, Adesh Kushwaha, Stefano Tomasi, Brendon W Lovett,
Erik M Gauger, Ivan Kassal
- Abstract要約: 光のコヒーレンスは、光ハーベスティング効率を高めるための量子力学的制御として提案されている。
弱い光では、光ハーベスティング効率はいかなる形態の光コヒーレンスでも制御できない。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: The coherence of light has been proposed as a quantum-mechanical control for
enhancing light-harvesting efficiency. In particular, optical coherence can be
manipulated by changing either the polarization state or spectral phase of the
light. Here, we show that, in weak light, light-harvesting efficiency cannot be
controlled using any form of optical coherence in molecular light-harvesting
systems and, more broadly, those comprising orientationally disordered
sub-units and operating on longer-than-ultrafast timescales. Under those
conditions, optical coherence does not affect light-harvesting efficiency,
meaning that it cannot be used for control. Specifically, polarization-state
control is lost in disordered samples or when the molecules reorient on the
timescales of the light-harvesting, and spectral-phase control is lost when the
efficiency is time-averaged for longer than the optical coherence time. In
practice, efficiency is always averaged over long times, meaning that coherent
optical control is only possible through polarisation in systems with
orientational order.
- Abstract(参考訳): 光のコヒーレンスは、光ハーベッティング効率を高めるための量子力学的制御として提案されている。
特に、光の偏光状態またはスペクトル位相を変更して光コヒーレンスを操作することができる。
ここでは, 弱光下では光損失効率は, 分子光損失系における光学コヒーレンスを用いれば制御できないこと, より広い意味では, 向きが乱れたサブユニットで構成され, ウルトラファストよりも長い時間スケールで動作することを示す。
これらの条件下では、光コヒーレンスは光ハーベスティング効率に影響を与えず、制御には使用できない。
具体的には、偏光状態制御が乱れた試料や光ハーベスティングの時間スケールに適合する分子で失われ、効率が光コヒーレンス時間よりも長い場合、スペクトル位相制御が失われる。
実際には、効率は常に長い時間にわたって平均化されるため、配向次数を持つ系の偏光によってのみコヒーレントな光制御が可能となる。
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