論文の概要: A Novel Quasiparticle Method for Solid State Ion Transport
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2310.14405v2
- Date: Sat, 10 Feb 2024 06:24:56 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-02-13 21:53:52.278555
- Title: A Novel Quasiparticle Method for Solid State Ion Transport
- Title(参考訳): 固体イオン輸送のための新しい準粒子法
- Authors: Jiaming Hu
- Abstract要約: 準粒子法は固体電子と結晶格子振動において大きな成功を収めた。
従来の固体イオン系と短距離イオンイオンの反発を準粒子量子系にマッピングする一般的なレシピが提案されている。
誘導されるイオン固有状態と輸送は、自然に結合した挙動を組み込むことができる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 1.4918456025103544
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The quasiparticle method, which has achieved a great success in solid state
electronics and crystal lattice vibration, is adopted to study the solid state
ion transport. A general recipe is put forward to map the classical solid state
ion system together with the short-range ion-ion repulsion to a quasiparticle
quantum system based on which simple tight-binding models are set up to study
popular solid state ionic issues. The derived ionic eigen-states and transport
can naturally incorporate the concerted behavior. The influence of mobile ion
doping to ionic conductivity is investigated by an explicit mean-field
expression of ion-ion Coulomb interaction to reveal the mechanism of
super-ionic conduction. Similar trick is also applied to study the the Onsager
transport originated from ion-electron interference. The so called high-entropy
mechanism is also explored where the lattice random distorsion and multi-site
percolation exhibit positive influence to increase ionic conductivity. Our
method is expected to provide a novel framework to understand and study the
solid state ion transport.
- Abstract(参考訳): 固体電子工学と結晶格子振動で大きな成功を収めた準粒子法を固体イオン輸送の研究に応用した。
従来の固体イオン系と短距離イオンイオン反発を準粒子量子系にマッピングするための一般的なレシピが提案され、そこでは一般的な固体イオン問題を研究するための単純な密結合モデルが設定されている。
誘導されるイオン固有状態と輸送は、自然に結合した挙動を組み込むことができる。
イオン伝導性に及ぼす移動イオンドーピングの影響をイオン-イオンクーロン相互作用の平均場式で明らかにし,超イオン伝導機構を明らかにする。
同様のトリックはイオン電子干渉に由来するオンサーガー輸送の研究にも応用される。
いわゆる高エントロピー機構(high-entropy mechanism)も研究され、格子乱れや多点パーコレーションがイオン伝導度を増加させる効果を示す。
本手法は固体イオン輸送の理解と研究のための新しい枠組みを提供することが期待される。
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