論文の概要: Otto cycles with a quantum planar rotor
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2403.00684v2
- Date: Mon, 29 Jul 2024 16:10:47 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-07-30 23:57:25.841558
- Title: Otto cycles with a quantum planar rotor
- Title(参考訳): 量子平面ローターによるオットーサイクル
- Authors: Michael Gaida, Stefan Nimmrichter,
- Abstract要約: ここでは, 量子平面回転子を用いたオットーサイクルの2つの実現法を, 外部場によって制御される作業媒体として提示する。
動作する媒体の量子と古典的な記述を比較することで、オットーサイクルの性能とエンジンおよび冷凍機モードに関する真の量子効果を抽出する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We present two realizations of an Otto cycle with a quantum planar rotor as the working medium controlled by means of external fields. By comparing the quantum and the classical description of the working medium, we single out genuine quantum effects with regards to the performance and the engine and refrigerator modes of the Otto cycle. The first example is a rotating electric dipole subjected to a controlled electric field, equivalent to a quantum pendulum. Here we find a systematic disadvantage of the quantum rotor compared to its classical counterpart. In contrast, a genuine quantum advantage can be observed with a charged rotor generating a magnetic moment that is subjected to a controlled magnetic field. Here, we prove that the classical rotor is inoperable as a working medium for any choice of parameters, whereas the quantum rotor supports an engine and a refrigerator mode, exploiting the quantum statistics during the cold strokes of the cycle.
- Abstract(参考訳): ここでは, 量子平面回転子を用いたオットーサイクルの2つの実現法を, 外部場によって制御される作業媒体として提示する。
動作する媒体の量子と古典的な記述を比較することで、オットーサイクルの性能とエンジンおよび冷凍機モードに関する真の量子効果を抽出する。
最初の例は、量子振り子に相当する制御された電場に従属する回転電気双極子である。
ここでは、量子ローターの体系的不利を古典的ローターと比較する。
対照的に、真の量子優位性は、制御磁場を受ける磁気モーメントを生成するチャージローターによって観測することができる。
ここでは,古典回転子をパラメータ選択のための動作媒体として動作不能であることを証明する一方,量子回転子ではエンジンと冷凍機モードをサポートし,サイクルの冷間ストローク中に量子統計を利用する。
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