論文の概要: Open Quantum Rotors: Connecting Correlations and Physical Currents
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2108.10955v1
- Date: Tue, 24 Aug 2021 21:01:50 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-17 07:19:19.620794
- Title: Open Quantum Rotors: Connecting Correlations and Physical Currents
- Title(参考訳): オープン量子ロータ:相関と物理電流を接続する
- Authors: Ricardo Puebla, Alberto Imparato, Alessio Belenchia, Mauro Paternostro
- Abstract要約: 温度の異なる熱浴の集合と相互作用する量子ローターの有限次元鎖を考える。
ローター間の相互作用をキラルにすると、そのようなシステムは自律的な熱モーターとして振る舞う。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We consider a finite one-dimensional chain of quantum rotors interacting with
a set of thermal baths at different temperatures. When the interaction between
the rotors is made chiral, such a system behaves as an autonomous thermal
motor, converting heat currents into non-vanishing rotational ones. Such a
dynamical response is strongly pronounced in the range of the Hamiltonian
parameters for which the ground state of the system in the thermodynamic limit
exhibits a quantum phase transition. Such working points are associated with
large quantum coherence and multipartite quantum correlations within the state
of the system. This suggests that the optimal operating regime of such quantum
autonomous motor is one of maximal quantumness.
- Abstract(参考訳): 我々は、温度の異なる一連の熱浴と相互作用する量子ロータの有限な一次元鎖を考える。
ローター間の相互作用をキラルにすると、そのようなシステムは自律的な熱モーターとして振る舞う。
このような動的応答は、熱力学的極限における系の基底状態が量子相転移を示すハミルトンパラメータの範囲で強く発音される。
このようなワークポイントは、システムの状態内の大きな量子コヒーレンスと多部量子相関と関連付けられている。
このことは、そのような量子自律モーターの最適動作機構が最大量子性の一つであることを示唆している。
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