論文の概要: Josephson threshold detector in the phase diffusion regime
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2405.04426v1
- Date: Tue, 7 May 2024 15:49:21 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-05-08 13:31:20.811135
- Title: Josephson threshold detector in the phase diffusion regime
- Title(参考訳): 位相拡散状態におけるジョセフソンしきい値検出器
- Authors: Dmitry A. Ladeynov, Andrey L. Pankratov, Leonid S. Revin, Anna V. Gordeeva, Evgeny V. Ilichev,
- Abstract要約: その結果,Al Josephson接合に基づくしきい値検出は,位相拡散機構を利用して大幅に改善できることが示唆された。
このような検出器の最適性能は有限温度で起こり、マイクロ波単光子検出はサブK範囲でも可能となる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We demonstrate that the performance of threshold detectors based on Al Josephson junctions can be significantly improved by exploiting the phase diffusion regime. When the escape dynamics of the detector switches to this regime, a decrease in both - dark count rate and the standard deviation of switching current is simultaneously observed. However, this effect is essential for (i) critical currents below 100 nA, and (ii) temperatures of the order of several hundreds millikelvin. Importantly that for such detectors optimal performance occurs at finite temperatures, making the microwave single photon detection feasible even in the sub-K range. Possible explanation of these findings is discussed.
- Abstract(参考訳): 本研究では,Al Josephson接合を用いたしきい値検出器の性能を位相拡散系を利用して大幅に向上できることを実証した。
検出器の脱出ダイナミクスがこの状態に切り替えると、ダークカウント率とスイッチング電流の標準偏差の両方が同時に減少する。
しかし、この効果は不可欠である。
(i)臨界電流が100nA以下で、
(二)数百ミリケルビンの温度。
このような検出器の最適性能は有限温度で発生し、サブK範囲でもマイクロ波単光子検出が可能となる。
これらの知見を論じる。
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