論文の概要: Long-distance device-independent quantum key distribution using single-photon entanglement
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2409.17075v1
- Date: Wed, 25 Sep 2024 16:39:03 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-09-27 02:54:47.436953
- Title: Long-distance device-independent quantum key distribution using single-photon entanglement
- Title(参考訳): 単一光子エンタングルメントを用いた長距離デバイス非依存量子鍵分布
- Authors: Anna Steffinlongo, Mariana Navarro, Marina Cenni, Xavier Valcarce, Antonio Acín, Enky Oudot,
- Abstract要約: デバイス非依存の量子鍵分布(DIQKD)により、2人の誠実なユーザーがセキュアな通信チャネルを確立することができる。
単一光子経路の絡み合った状態の隠蔽的準備を利用して, DIQKDのフォトニック実現を提案する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Device-independent quantum key distribution (DIQKD) provides the strongest form of quantum security, as it allows two honest users to establish secure communication channels even when using fully uncharacterized quantum devices. The security proof of DIQKD is derived from the violation of a Bell inequality, mitigating side-channel attacks by asserting the presence of nonlocality. This enhanced security comes at the cost of a challenging implementation, especially over long distances, as losses make Bell tests difficult to conduct successfully. Here, we propose a photonic realization of DIQKD, utilizing a heralded preparation of a single-photon path entangled state between the honest users. Being based on single-photon interference effects, the obtained secret key rate scales with the square root of the quantum channel transmittance. This leads to positive key rates over distances of up to hundreds of kilometers, making the proposed setup a promising candidate for securing long-distance communication in quantum networks.
- Abstract(参考訳): デバイス非依存の量子キー分散(DIQKD)は、完全文字化されていない量子デバイスを使用しても、2人の誠実なユーザーがセキュアな通信チャネルを確立することができるため、量子セキュリティの最も強力な形態を提供する。
DIQKDのセキュリティ証明はベルの不平等を犯し、非局所性の存在を主張してサイドチャネル攻撃を緩和することに由来する。
この強化されたセキュリティは、ベル試験が成功しにくくなるため、特に長距離での困難な実装のコストがかかる。
そこで本研究では,直観的ユーザ間の単一光子経路の絡み合った状態の階層化を利用して,DIQKDのフォトニック実現を提案する。
得られた秘密鍵レートは、単一光子干渉効果に基づいて、量子チャネル透過の平方根と共にスケールする。
これにより、最大数百キロ離れた距離での正の鍵レートが得られ、提案されたセットアップは、量子ネットワークにおける長距離通信を確保するための有望な候補となる。
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