論文の概要: Polymath: A Challenging Multi-modal Mathematical Reasoning Benchmark
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2410.14702v1
- Date: Sun, 06 Oct 2024 20:35:41 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2024-10-27 05:40:55.149016
- Title: Polymath: A Challenging Multi-modal Mathematical Reasoning Benchmark
- Title(参考訳): Polymath: マルチモーダルな数学的推論ベンチマーク
- Authors: Himanshu Gupta, Shreyas Verma, Ujjwala Anantheswaran, Kevin Scaria, Mihir Parmar, Swaroop Mishra, Chitta Baral,
- Abstract要約: PolyMATHはMLLMの認知的推論能力を評価するためのベンチマークである。
PolyMATHで最高のスコアは41%、36%、27%で、それぞれClaude-3.5 Sonnet、GPT-4o、Gemini-1.5 Proが獲得した。
さらにきめ細かい誤差解析により、これらのモデルは空間関係を理解し、引き出された高レベルの推論を行うのに苦労していることが明らかとなった。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 53.61633384281524
- License:
- Abstract: Multi-modal Large Language Models (MLLMs) exhibit impressive problem-solving abilities in various domains, but their visual comprehension and abstract reasoning skills remain under-evaluated. To this end, we present PolyMATH, a challenging benchmark aimed at evaluating the general cognitive reasoning abilities of MLLMs. PolyMATH comprises 5,000 manually collected high-quality images of cognitive textual and visual challenges across 10 distinct categories, including pattern recognition, spatial reasoning, and relative reasoning. We conducted a comprehensive, and quantitative evaluation of 15 MLLMs using four diverse prompting strategies, including Chain-of-Thought and Step-Back. The best scores achieved on PolyMATH are ~41%, ~36%, and ~27%, obtained by Claude-3.5 Sonnet, GPT-4o and Gemini-1.5 Pro respectively - highlighting the logical and visual complexity of these questions. A further fine-grained error analysis reveals that these models struggle to understand spatial relations and perform drawn-out, high-level reasoning. This is further strengthened by our ablation study estimating MLLM performance when given textual descriptions in place of diagrams. As evidenced by ~4% improvement over textual descriptions as opposed to actual images, we discover that models do not truly comprehend visual diagrams and the spatial information therein, and are thus prone to logical errors. Finally, we evaluate the OpenAI o1 models and find that their performance only matches the human baseline, highlighting the difficulty of the benchmark. The results on PolyMATH highlight the room for improvement in multi-modal reasoning and provide unique insights to guide the development of future MLLMs.
- Abstract(参考訳): MLLM(Multi-modal Large Language Models)は、様々な領域において顕著な問題解決能力を示すが、その視覚的理解と抽象的推論能力は評価が低いままである。
この目的のために,MLLMの認知的推論能力を評価するために,PolyMATHを提案する。
PolyMATHは、パターン認識、空間的推論、相対的推論を含む10の異なるカテゴリにまたがる、認知テキストと視覚的課題の高品質な画像5000枚を手作業で収集する。
そこで我々は,Chain-of-ThoughtやStep-Backなど4種類のMLLMの総合的,定量的な評価を行った。
PolyMATHの最高スコアは ~41%, ~36%, ~27%, Claude-3.5 Sonnet, GPT-4o, Gemini-1.5 Pro がそれぞれ獲得した。
さらにきめ細かい誤差解析により、これらのモデルは空間関係を理解し、引き出された高レベルの推論を行うのに苦労していることが明らかとなった。
このことは,図の代わりにテキスト記述を付与した場合のMLLM性能を推定するアブレーション研究によってさらに強化される。
実際の画像とは対照的に、テキスト記述の約4%の改善によって証明されたように、モデルが真に視覚図や空間情報を理解せず、論理的誤りを生じやすいことが判明した。
最後に、OpenAI o1モデルを評価し、その性能が人間のベースラインと一致していることを発見し、ベンチマークの難しさを強調した。
The results on PolyMATH highlight the room for improve in multi-modal reasoning and provide unique insights to guide the development of future MLLMs。
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