論文の概要: Impact of spatial curvature on quantum Otto engines
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2410.21780v1
- Date: Tue, 29 Oct 2024 06:38:50 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2024-10-30 13:40:12.399338
- Title: Impact of spatial curvature on quantum Otto engines
- Title(参考訳): 量子オットーエンジンにおける空間曲率の影響
- Authors: S. Kourkinejat, A. Mahdifar, E. Amooghorban,
- Abstract要約: 量子熱機関の特性に対する物理空間の曲率効果について検討する。
浴槽の位置の曲率差を変えることにより,熱機関の効率がカルノット効率限界を超えることが判明した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
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- Abstract: In this paper, we consider a quantum Otto cycle with a quantum harmonic oscillator on a circle as its working substance. Since the eigen-energies of this oscillator depend on the curvature of the circle, this model, as an analog model, enables us to investigate the curvature effects of the physical space on properties of quantum heat engines. We assume that two classical hot and cold thermal baths are located at places with different curvatures. We calculate the curvature-dependent work and heat in our Otto cycle with a particular emphasis on how curvature affects it's thermal efficiency. By changing the curvature difference between the bath's locations, we find that the efficiency of our heat engine can exceed the Carnot efficiency limit.
- Abstract(参考訳): 本稿では、円上の量子調和振動子を作用物質とする量子オットーサイクルについて考察する。
この振動子の固有エネルギーは円の曲率に依存するため、アナログモデルとして、量子熱機関の特性に対する物理空間の曲率効果を調べることができる。
2つの古典的な熱湯と冷たい熱湯が、曲率の異なる場所にあると仮定する。
オットーサイクルの曲率依存的な仕事と熱を計算し、曲率が熱効率に与える影響を特に強調する。
浴槽の位置の曲率差を変えることにより,熱機関の効率がカルノット効率限界を超えることが判明した。
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