論文の概要: Proposal for an autonomous quantum heat engine
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2502.08359v2
- Date: Mon, 28 Apr 2025 17:43:46 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-04-29 18:43:11.153725
- Title: Proposal for an autonomous quantum heat engine
- Title(参考訳): 自律型量子熱エンジンの提案
- Authors: Miika Rasola, Vasilii Vadimov, Tuomas Uusnäkki, Mikko Möttönen,
- Abstract要約: コヒーレントマイクロ波発電は、非線形回路の量子電磁力学によって決定された回路を通る熱の流れからのみ現れる。
この研究は、オットーサイクルに基づく自律量子熱エンジンの初の実験的実現に向けた重要なステップである。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We propose and theoretically analyse a superconducting electric circuit which can be used to experimentally realize an autonomous quantum heat engine. Using a quasiclassical, non-Markovian theoretical model, we demonstrate that coherent microwave power generation can emerge solely from the heat flow through the circuit determined by non-linear circuit quantum electrodynamics. The predicted energy generation rate is sufficiently high for its experimental observation with contemporary techniques, rendering this work a significant step toward the first experimental realization of an autonomous quantum heat engine based on Otto cycles.
- Abstract(参考訳): 本稿では,自律型量子熱エンジンを実験的に実現可能な超伝導電気回路を提案し,理論的に解析する。
準古典的, 非マルコフ理論モデルを用いて, 非線形回路量子電磁力学によって決定された回路内の熱の流れのみからコヒーレントマイクロ波発電が実現可能であることを示す。
予測されるエネルギー生成速度は、現代の技術による実験的な観測に十分高いので、オットーサイクルに基づく自律型量子熱エンジンの第一の実験的な実現に向けた重要なステップとなる。
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