論文の概要: Long-Distance Device-Independent Conference Key Agreement
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2506.01296v1
- Date: Mon, 02 Jun 2025 04:11:30 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-06-04 21:47:34.024476
- Title: Long-Distance Device-Independent Conference Key Agreement
- Title(参考訳): 長距離デバイス非依存会議キーアグリーメント
- Authors: Makoto Ishihara, Anders J. E. Bjerrum, Wojciech Roga, Jonatan B. Brask, Ulrik L. Andersen, Masahiro Takeoka,
- Abstract要約: デバイスに依存しない会議鍵契約(DI-CKA)は、複数のパーティが共通のセキュアキーを共有するDI-QKDである。
本稿では,マルチパーティ・エンタングルメントの分散化にHeraldingスキームを用いることで,この制限を緩和するDI-CKAプロトコルを提案する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Device-independent quantum key distribution (DI-QKD) enables two remote parties to share an information-theoretically secure key without any assumptions on the inner workings of the devices used. Device-independent conference key agreement (DI-CKA) is multipartite DI-QKD where more than two parties share a common secure key. The performance of DI-CKA, however, is strictly limited because of its susceptibility to losses due e.g. to imperfect detection efficiency and channel transmission. Here, we propose a DI-CKA protocol which reduces this limitation by using a heralding scheme to distribute multipartite entanglement. We analyze key rates of our protocol for two different measurement scenarios and we show that our protocol outperforms a previous DI-CKA protocol even with an experimentally feasible measurement.
- Abstract(参考訳): デバイス非依存量子キー分散(DI-QKD)は、2つのリモートパーティが使用するデバイスの内部動作を仮定することなく、情報理論的にセキュアなキーを共有することを可能にする。
デバイスに依存しない会議鍵契約(DI-CKA)は、複数のパーティが共通のセキュアキーを共有するDI-QKDである。
しかし、DI-CKAの性能は、例えば不完全な検出効率とチャネル伝送による損失に対する感受性により、厳密に制限されている。
本稿では,マルチパーティ・エンタングルメントの分散化にHeraldingスキームを用いることで,この制限を緩和するDI-CKAプロトコルを提案する。
我々は,2つの異なる測定シナリオにおいて,プロトコルのキーレートを解析し,実験可能な測定方法であっても,従来のDI-CKAプロトコルよりも優れていることを示す。
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