論文の概要: Quantum Chaos, Thermalization, and Non-locality

• arxiv url: http://arxiv.org/abs/2508.19556v1
• Date: Wed, 27 Aug 2025 04:08:35 GMT
• ステータス: 翻訳完了
• システム内更新日: 2025-08-28 19:07:41.485921
• Title: Quantum Chaos, Thermalization, and Non-locality
• Title（参考訳）: 量子カオス、熱化、非局所性
• Authors: Masataka Matsumoto, Shuta Nakajima, Masahiro Nozaki, Ryosuke Yoshii,
• Abstract要約: スペクトルが可積分性を示す非局所ハミルトニアンにより誘導される時間進化の間に量子熱化が生じるかどうかを数値的に検討する。 この非局所可積分ハミルトニアンは、2種類の可積分ハミルトニアンを組み合わせて構成される。
• 参考スコア（独自算出の注目度）: 0.29748898344267777
• License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
• Abstract: In this paper, we numerically investigate whether quantum thermalization occurs during the time evolution induced by a non-local Hamiltonian whose spectra exhibit integrability. This non-local and integrable Hamiltonian is constructed by combining two types of integrable Hamiltonians. From the time dependence of entanglement entropy and mutual information, we find that non-locality can evolve the system into the typical state. On the other hand, the time dependence of logarithmic negativity shows that the non-locality can destroy the quantum correlation. These findings suggest that the quantum thermalization induced by the non-local Hamiltonian does not require the quantum chaoticity of the system.
• Abstract（参考訳）: 本稿では、スペクトルが可積分性を示す非局所ハミルトニアンにより誘導される時間進化の間に量子熱化が生じるかどうかを数値的に検討する。 この非局所可積分ハミルトニアンは、2種類の可積分ハミルトニアンを組み合わせて構成される。 絡み合いエントロピーと相互情報の時間依存性から、非局所性はシステムを典型的な状態へと進化させることができる。 一方、対数的負性率の時間依存性は、非局所性が量子相関を破壊できることを示している。 これらの結果は、非局所ハミルトニアンによって誘導される量子熱化は系の量子カオスを必要としないことを示唆している。

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