論文の概要: Tangible phenomenological thermodynamics
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2002.08968v1
- Date: Thu, 20 Feb 2020 19:00:04 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-06-03 02:40:39.996672
- Title: Tangible phenomenological thermodynamics
- Title(参考訳): 有形現象論的熱力学
- Authors: Philipp Kammerlander and Renato Renner
- Abstract要約: 熱力学の新しい厳密な基礎が本文に記載され、付録に詳細が記載されている。
作業、熱、内部エネルギー、熱貯水池、可逆性、絶対温度、エントロピーといったすべての関連する概念が抽象レベルで導入されている。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 4.87717454493713
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: In this paper, the foundations of classical phenomenological thermodynamics
are being thoroughly revisited. A new rigorous basis for thermodynamics is laid
out in the main text and presented in full detail in the appendix. All relevant
concepts, such as work, heat, internal energy, heat reservoirs, reversibility,
absolute temperature and entropy, are introduced on an abstract level and
connected through traditional results, such as Carnot's Theorem, Clausius'
Theorem and the Entropy Theorem. The paper offers insights into the basic
assumptions one has to make in order to formally introduce a phenomenological
thermodynamic theory. This contribution is of particular importance when
applying phenomenological thermodynamics to systems, such as black holes, where
the microscopic physics is not yet fully understood. Altogether, this work can
serve as a basis for a complete and rigorous introduction to thermodynamics in
an undergraduate course which follows the traditional lines as closely as
possible.
- Abstract(参考訳): 本稿では,古典現象論的熱力学の基礎を徹底的に再検討する。
熱力学の新しい厳密な基礎が本文に記載され、付録に詳細が記載されている。
作業、熱、内部エネルギー、熱貯水池、可逆性、絶対温度、エントロピーといったすべての関連する概念が抽象レベルで導入され、カルノーの定理、クラウシウスの定理、エントロピー理論のような伝統的な結果を通して接続される。
この論文は、現象力学的熱力学理論を正式に導入するために行う基本的な仮定に関する洞察を提供する。
この貢献は、微視的物理学がまだ完全には理解されていないブラックホールのような系に現象論的熱力学を適用する際に特に重要である。
同様に、この研究は、出来るだけ伝統的な線をたどる学部課程における熱力学の完全かつ厳密な導入の基礎となる。
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